人間の体が“動物化”する…奇病が蔓延した近未来が舞台の「動物界」11月公開

2023年度セザール賞で最多12部門ノミネートを果たしたフランス映画「The Animal Kingdom（英題）」が、「動物界」の邦題でキノフィルムズ配給のもと11月8日に公開決定。ポスタービジュアルと特報が解禁された。

フランスで観客動員数100万人を超えるヒットを記録した本作の舞台は、人間がさまざまな動物に変異する奇病が蔓延した近未来。“新生物”はその凶暴性から施設で隔離されており、フランソワの妻ラナもその1人だった。ある日、移送中の事故によって新生物たちが野に放たれてしまう。フランソワは16歳の息子エミールとともにラナの行方を追うが、次第にエミールの体には変化が出始めるのだった。

「真夜中のピアニスト」「彼は秘密の女ともだち」のロマン・デュリスがフランソワ役、イレーヌ・ジャコブの息子で「Winter boy」に出演したポール・キルシェが少しずつ動物化していくエミール役で出演。アデル・エグザルコプロス、トム・メルシエ、ビリー・ブランもキャストに名を連ねた。監督・脚本は「ラヴ・アット・ファースト・ファイト」のトマ・カイエが担った。

YouTubeで公開された特報には市街地で新生物に遭遇したフランソワとエミールや、2人がラナを捜索する様子が収められた。ティザービジュアルには新生物がのぞき込む姿に「この世界では、人は、動物になる」とコピーが添えられている。

映画「動物界」特報