映画「
本作は、文学オタクの高校生・所結衣を主人公とする青春エンタテインメント。結衣が正体不明の作家“緑町このは”を見つけ出すため非公認の新聞部に潜入し、新米記者・トロッ子として活動する様子が描かれる。藤吉がトロッ子こと結衣を演じ、新聞部の部長・杉原かさねに高石、文芸部の部長・西園寺茉莉に久間田、新聞部の副部長・恩田春菜に中井、謎の元文芸部員・松山秋に綱が扮した。
映画初主演を務めた藤吉は「すごく不思議な気持ちですし、皆さんに観てもらえて幸せです」と喜び、印象に残ったシーンとして“かさねとの最後の場面”を挙げ「自分でもどういう感情だがわからなかったんですが、涙が出そうになる瞬間がありました。心が動くことが少なくなっていた時期だったので、すごく貴重な感情だったなって」と振り返る。一方の高石も「あのシーンは言葉では言い表せない空気感がありました。監督が好きなタイミングでセリフを発していいと言って下さって、私たちの間合いでセリフを言って。今思い出しても、鳥肌が立つようです」と思い返した。
中井は役作りに触れ「この中だと春菜は一番普通の女の子。かさねが加速していって、それにつられて結衣もどんどん前に行く。春菜は減速させられるような存在になれたらいいなと思っていました」と回想。続く綱が「この作品の撮影をするまではおちゃらけた明るい役ばっかりだったので、何かを抱えてそうな役をやってみたかったんです。楽しかったですね」と語ると、小林は「闇に落ちている表情と、黄金に輝いている表情。演じ分けがよかったです」とたたえた。
イベント終盤には、登壇者たちが最近自身に起こったスクープを見出し風に発表するコーナーも。「164」とフリップに書いた久間田は「今までサバを読んでいたんですが、公式プロフィールの身長にたどりつきました(笑)。今も伸びてます!」と報告する。「○○デビュー」と記した藤吉は「宇多田ヒカルさんがレコードを出していらっしゃって。プレイヤーを持っていなかったので、買いに行きました。でもあまりうまく使いこなせてないです」と明かした。
最後に小林は「忌憚のない意見を広めていただけたらうれしいです」と言いつつも「褒めるのを98%ぐらいでお願いします!(笑)」と茶目っ気たっぷりにリクエスト。藤吉は「多くの方が関わった作品を観ていただけて幸せに思います」と思いを口にし、イベントの幕を引いた。
「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」は公開中。
※高石あかりの高は、はしごだかが正式表記
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「新米記者トロッ子」櫻坂46藤吉夏鈴、高石あかりとの“最後のシーン”は「涙が出そうに」(写真15枚) https://t.co/v5oVBS0YsL