フィリピンの街に台風接近のうわさが、「たとえ嵐が来ないとしても」大阪・愛知でも上映

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第74回ロカルノ映画祭でJunior Jury Awardを受賞したフィリピンの映画「たとえ嵐が来ないとしても(原題:Kun Maupay Man It Panahon)」が、9月14日から東京のシアター・イメージフォーラムで公開。新たに、9月21日より大阪・第七藝術劇場、愛知・シネマスコーレにて上映されると決定した。

「たとえ嵐が来ないとしても」場面写真

「たとえ嵐が来ないとしても」場面写真

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「たとえ嵐が来ないとしても」ティザービジュアル

「たとえ嵐が来ないとしても」ティザービジュアル[拡大]

同作は、かつて実際に大型台風ハイエンに襲われたフィリピンのタクロバンが舞台の物語。宗教狂信者、自暴自棄になった者、犯罪者、逃げ惑う動物たちが野放しになったこの街に「嵐が到来する」といううわさが浮上し、主人公の青年・ミゲルが愛する母と恋人を説得するため留まるか、1人で町を出るかの決断を迫られる様子が描かれる。

「たとえ嵐が来ないとしても」場面写真

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「たとえ嵐が来ないとしても」場面写真

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ハイエンは2013年11月8日にタクロバンを襲い、死者・行方不明者7361人、総被災者は人口の約16%にあたる1600万人にのぼるフィリピン史上最大の被害をもたらした。それを受けてタクロバン出身の映画監督カルロ・フランシスコ・マナタッドは、壊滅的な状態になった故郷の物語を2014年に執筆し始めた。そして8カ国からの助成を取り付け、被災から約6年後の2020年2月に復興途中の被災地で撮影をスタートさせた。

キャストにはフィリピンのトップスターであるダニエル・パディリア、元MNL48のランス・リフォル、「立ち去った女」のチャロ・サントスが名を連ねた。

YouTubeでは予告編が公開中。

映画作品情報

映画「たとえ嵐が来ないとしても」予告編

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フィリピンの街に台風接近のうわさが、「たとえ嵐が来ないとしても」大阪・愛知でも上映(動画あり) https://t.co/7MSypK1Qma

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