橋本治×岡田嘉夫の豪華本「マルメロ草紙」制作過程に密着したドキュメンタリー公開

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ドキュメンタリー映画「狂熱のふたり~豪華本『マルメロ草紙』はこうして生まれた~」が2024年初冬に東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開決定。予告編がYouTubeで解禁された。

「狂熱のふたり~豪華本『マルメロ草紙』はこうして生まれた~」ポスタービジュアル

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「狂熱のふたり~豪華本『マルメロ草紙』はこうして生まれた~」場面写真

「狂熱のふたり~豪華本『マルメロ草紙』はこうして生まれた~」場面写真[拡大]

青春小説「桃尻娘」でのデビュー以降、その桁違いの知性と独自の語り口から、エッセイ、文芸評論、小説、戯曲、古典の現代語訳、日本美術論、人生相談など多岐にわたる膨大な著作を遺した橋本治。その橋本がデビュー当時から共創を切望したのが、ダイナミックな構図と煌びやかな色彩表現で“現代の浮世絵師”とも称された異能の画家・岡田嘉夫だ。

「狂熱のふたり~豪華本『マルメロ草紙』はこうして生まれた~」場面写真

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「狂熱のふたり~豪華本『マルメロ草紙』はこうして生まれた~」場面写真

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「マルメロ草紙」は20世紀初頭の仏パリを舞台にした橋本の耽美小説であり、岡田流アール・デコの挿絵が彩る豪華本。同書は2013年に集英社から定価3万5000円、限定150部のフルカラーで刊行された。その制作過程に密着した映画は、今は亡き橋本と岡田が「本」というものの可能性を追求した8年間の記録となる。

「狂熱のふたり~豪華本『マルメロ草紙』はこうして生まれた~」場面写真

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「狂熱のふたり~豪華本『マルメロ草紙』はこうして生まれた~」場面写真

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予告は橋本が「私、文字、黒やめたいんです。文字が宝石箱ばら撒いたみたいに色がついている」と言い放ち、岡田が「グリーンとブルーが喋り出した」と言いながら挿絵を描く場面から幕開け。まるで美術品のように美しい豪華本を作るために、互いを挑発しながらアイデアを出し合う2人。そこに装丁家・編集者・製版オペレーター・印刷技術者・製本職人たちが加わって、それぞれのクリエイティビティを発揮していくさまが切り取られた。

監督を務めたのは、これまでに伊丹十三、宮崎駿、深作欣二らのドキュメンタリーを手がけてきた浦谷年良。制作はテレビマンユニオンで、ナレーションに木村匡也、企画に刈部謙一、製作に杉田浩光、プロデューサーに杉本友昭、共同プロデューサーに渡辺誠が名を連ねた。配給・宣伝はNAKACHIKA PICTURESが担当する。

※宮崎駿の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

ドキュメンタリー映画「狂熱のふたり~豪華本『マルメロ草紙』はこうして生まれた~」60秒予告

ドキュメンタリー映画「狂熱のふたり~豪華本『マルメロ草紙』はこうして生まれた~」30秒予告

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(c)テレビマンユニオン

読者の反応

河出書房新社 @Kawade_shobo

橋本治と画家・岡田嘉夫が「本」の可能性を追求した豪華本『マルメロ草紙』。その制作過程を収めたドキュメンタリーが今冬公開決定!
『はじめての橋本治論』(千木良悠子著)でも取りあげられ「帰って来た橋本治展」(神奈川近代文学館)ではじめて上映された貴重な映像です。
https://t.co/uJTEeUPHI6

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