韓国ドラマ「ごめん、愛してる」が、9月2日よりBS松竹東急でオンエアされる。日本でのBS放送は約10年ぶり。
同作は、野生児のように育った男性チャ・ムヒョクと、スタイリストとして働く女性ソン・ウンチェの“決して報われることのない無償の愛”を描いたラブストーリー。2004年に韓国で放送された際は、最高視聴率29.2%の大ヒットを記録した。日本では、2017年に長瀬智也主演でTBS日曜劇場枠にてリメイクされた。
ムヒョク役を務めたのは「Be With You ~いま、会いにゆきます」「告白、あるいは完璧な弁護」の
韓流ナビゲーターの田代親世は「愛とやるせなさが真骨頂の韓国ドラマの神髄が堪能できる一本です」と同作を紹介する。「これぞ魂レベルの愛の世界。誰も悪い人がいないのに思いがすれ違っていく、因果応報の残酷さが胸にヒリヒリと沁みてきます」ともつづった。
秋の韓流~しっとり恋に落ちる秋~「ごめん、愛してる」
BS松竹東急 2024年9月2日(月)スタート 毎週月曜~金曜 10:00~
※全21話
田代親世(韓流ナビゲーター)コメント
「ごめん、愛してる」は、天涯孤独な男が最後に燃やした命がけの愛を描いた、ソ・ジソブの主演作にして彼の代表作といえる作品。今や韓国ドラマは世界を席巻していますが、長年韓国ドラマウォッチングをしてきた身としては、2004年前後の作品群こそ、まさにザッツ韓国ドラマと言える要素が詰まっていると思います。その中にあって本ドラマは、愛とやるせなさが真骨頂の韓国ドラマの神髄が堪能できる一本です。
まずは主人公の身の上がこれ以上ないくらいに孤独で切ない。海外に養子に出され、養父母に見放され、果ては恋人にも去られようとした時、その恋人をかばって撃たれた銃の弾丸を頭の中に抱えてしまう青年。そんな死期迫る身で、青年はただひとめ母に会うために韓国に戻ってきますが、彼が目にしたのは残酷な現実でした。母の愛を欲して止まない彼が、自分を捨てた母に復讐を誓い、そしてその復讐をやめてもいいと思えるほどの女性に出会って彼女を愛してゆくけれど…という、そんな一人の青年の痛いまでの怒りと悲しみを、ソ・ジソブが、その静謐な表情と身体で見事に表現しつくしています。また、ヒロインを演じたイム・スジョンが、純粋無垢で母性を感じさせる存在感で青年を愛で包み、この悲劇を一編の哀しいポエムのように感じさせる役割を担っています。
これぞ魂レベルの愛の世界。誰も悪い人がいないのに思いがすれ違っていく、因果応報の残酷さが胸にヒリヒリと沁みてきます。だからこそ、日常生活に支障をきたすほどドラマにのめりこんでしまう熱狂的なファンをたくさん生み出したドラマです。ぜひご覧ください。
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ちゃまの @chamano0711
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