同作は、スマートな身のこなしに落ち着いた声、自信に満ちあふれているのに謙虚な立ち振る舞いの新入社員・鷹野ツメ子が主人公の脱力系お仕事コメディ。有能そうな見た目だが実は“衝撃的に無能”な彼女が、同期入社の仕事はできるが“無能に見える男”鶸田道人(ひわだみちと)とタッグを組むことから物語が展開していく。
菜々緒演じる鷹野は、PCの起動方法、資料のコピーやホチキス止めといった業務が「何がわからないのかもわからない」状態だが、まったく気にかけずに清々しく生きている役どころ。現在の会社に就職した理由は「東京・丸の内のオフィス街をパリッとした服でカツカツ歩いて、受付で社員証をピッとしたかったから」で、面接は持ち前の“デキるオーラ”で周囲に勘違いを生み、一発でパスした強者だ。社内では「難しいことを考えると頭が痛くなる」と公言し、「私がこの会社を必要としているかが重要」という考えのもと“無能ライフ”を謳歌しているが、なぜか大口の契約を成立させるなど次々と奇跡を巻き起こす。
菜々緒は「電子書籍で原作を読んだのですが、コメント欄に『菜々緒で実写化してほしい!』という嬉しいご意見がいくつも見受けられました。この作品に、すごく運命や使命を感じていますし、多くの方に届いて、少しでも楽しんでいただけると嬉しいです!」と視聴者に呼びかける。はんざきは「脚本を途中まで読んだところ、原作の核はそのままに、よりブラッシュアップされて面白いドラマになりそうな予感がしております!」と期待のコメントを寄せた。
脚本は「正直不動産」「パリピ孔明」の
TVerでは配信限定の動画を公開中。なお地上波での放送終了後、TELASA(テラサ)にてドラマ本編の配信が行われる。
金曜ナイトドラマ「無能の鷹」
テレビ朝日系 2024年10月スタート 毎週金曜 23:15~24:15
※一部地域を除く
菜々緒 コメント
オファーを受けたとき、原作を読んだときの印象
原作を読んだ際、今までにないお仕事コメディだなという感想を持ちました。というのも、ヒロイン・鷹野ツメ子が最初から最後までずっと無能(笑)。ダメな主人公が切磋琢磨しながら、最終的に成長していくストーリーではないんです(笑)。新しい風が吹いたなという印象の原作でしたので、この令和の時代に、そんな斬新なお仕事コメディをお届けできるのがすごく光栄です。
演じるうえで意識したいこと
できないことがあっても、清々しく生きている鷹野という存在は、すごく今の時代に深いメッセージを届けてくれると感じました。ダメな自分も認めてあげられるような、さわやかな無能さを皆さんにお届けできたらいいなと思っています。
鷹野の魅力
私は、鷹野は禅とか仏のような、ある意味で超越した存在だと思っています。敵を作らないと言いますか、もはや《敵ができない無敵さ》といったものがありますし、超人的な部分もあり、そこが彼女の魅力なのかなと考えています。さらけ出してありのままの自分でいられるというのは、素晴らしいことだなと思いますし、ありのままの自分であるがゆえに、物事がうまく進むというのは、本来の人間のあるべき姿ですよね。今の時代、息苦しさを感じたり、切羽詰まった状況に置かれているような方もたくさんいらっしゃると思いますので、「私も大丈夫かもしれない」と、肩の力が抜けるような、クスッと笑える鷹野を演じていきたいです。
自身の“無能エピソード”
実は音読がすごく苦手で、カンペを読むのが不得意なんです。何回も噛んでしまって、何回もNGを出して…。このお仕事を始めて15年近く経つのですが、未だに慣れません。小学校の時から、授業で音読をするのが恐怖で仕方がなくて(笑)。それだけは、克服できないままですね。だけど、鷹野は失敗しても何も感じないんですよね(笑)。その精神性は、すごく勉強になります。
撮影現場で楽しみにしていること
個性豊かなキャストの皆さんが、それぞれ個性的なキャラクターを演じられます。皆さんとの掛け合いであったりとか、テンポ感も楽しみですし、何度か打ち合わせもさせていただきましたが、その時に「これは本気で、真面目に芝居をするのが面白いよね」という意見で一致しました。大人が真剣に芝居をし笑わせる、面白みや楽しさが詰まった作品になると思います。そのあたりも注目して観ていただきたいです。
視聴者へのメッセージ
電子書籍で原作を読んだのですが、コメント欄に「菜々緒で実写化してほしい!」という嬉しいご意見がいくつも見受けられました。この作品に、すごく運命や使命を感じていますし、多くの方に届いて、少しでも楽しんでいただけると嬉しいです! ぜひ楽しみにしていてください!
はんざき朝未 コメント
「無能の鷹」が実写化されると聞いて、不思議な感覚でした! 初連載作ということもあり、頭の中にしか存在しない物語を漫画の紙面という物理に落とし込むこと自体にまだワンダーを感じていたので、そ…それを元に生身の人間が現実の世界で演じる…?魔法みたいな話だなぁ…と思いました。
実写化される上で、鷹野のビジュアルのインパクトがわりかし大事な物語だと思うのですが、菜々緒さんに決まったことでその辺りの心配が一気に吹き飛びました!
菜々緒さんが元々持っていらっしゃる圧倒的オーラと生命力、ストイックそうな感じと鷹野のあの内面がどんなケミストリーを起こすのか、とても楽しみです!
脚本の根本ノンジさん、演出の村尾嘉昭さん、そしてプロデューサーの貴島彩理さんら、製作陣のこれまでの作品を拝見して面白かったことと、原作を大事に思ってくれてこちらの意思を丁寧に汲み取ってくださることもあり、ドラマオリジナルの要素もOKですよとお伝えしていました。
脚本を途中まで読んだところ、原作の核はそのままに、よりブラッシュアップされて面白いドラマになりそうな予感がしております!
そして何より鷹野のイメージにピッタリな菜々緒様! これから発表される豪華なキャスト陣! 私自身が楽しみです! 皆さんにもお楽しみいただければと思います~!
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