「悪人」「怒り」の吉田修一による同名小説を
場面写真は6点。義母や夫から理不尽な目に合わされ続けた桃子が真っ赤なリップを無表情で塗るシーンをはじめとして、丸ごとのスイカを抱え愛人宅に突撃する姿、赤いチェーンソーを大事そうに抱え、泥だらけの姿で床下に横たわるさまなどが切り取られた。
映画をひと足早く鑑賞した俳優・
「愛に乱暴」は8月30日に全国でロードショー。
伊藤さとり(映画パーソナリティ・映画評論家)コメント
どこまでが偽装?
何が真実?
愛についてのあれこれが
江口のりこによって掻き乱される。
このトリックを一度で見破れるか。
それは言葉から服からほつれ出す。
岩松了(劇作家・演出家・俳優)コメント
これこそ義理の嫁の話。
観始めたときは「江口のりこ、頑張ってるな」だったのが
観終わる頃には「桃子さん、頑張って!」になってた。
「セーラー服と機関銃」ならぬ「桃子とチェーンソー」
割烹着? いやいや、桃子には着るべき服がない!
岡山天音(俳優)コメント
「映画」すぎました。
格好良い映画でした。表現が格好良すぎます。
人物に語らせていないのに人物が語りまくっています。
これを書きながら、なんだか文章が上手くまとまりません。
それは僕の語彙力の問題なのか、まっさらでこの映画と出会ってほしいからなのか、わからない。
人生って怖い! 悲しい! 最悪!
でもこの映画は最高。
SYO(物書き)コメント
不条理を丁寧にかき混ぜて、型に流し込んで出来上がった
見た目はすべすべ、中身は醜く凝り固まった男性優位社会。
主婦を《おかしく》したのは本当に周囲の《個人》なのか?
日本映画の文法で、埋められた澱を掘り起こす反語の一作。
児玉美月(映画文筆家)コメント
必死にしがみついていたものを手放してみても、
人生は案外しぶとく続くかもしれない。
映画が幕を閉じるとき、
始まりを告げる狼煙が上がる。
「愛に乱暴」の放った炎が飛び火して、
あなたの燻る心を焦げつかせてゆく。
早川千絵(映画監督)コメント
暴走する女のヒリヒリした孤独。
痛い。でも愛おしい。
ひらりさ(文筆家)コメント
夫は無関心。姑も冷たい。しんどい。ひりひりする。息が詰まる。限界を迎えて暴走する桃子には、一種の魅力がある。「もっとやれ」と思ったし、こちらもつられそうになった。
それでも。孤独に駆け抜けた桃子が到達するラストには、とてつもない人間愛が込められていた。愛に愛を返してもらえない辛さを抱えつつも、自暴自棄になりきれずに必死に生きている人たちへの、心からのエール。
桃子、あなたも私も幸せになれるよ。絶対に。
光石研(俳優)コメント
森ガキ組が江口のりこに挑む。脅し、突き放し、追い詰め、泥まみれ。しかし、彼女は全く動じない。しっかり森ガキ映画を牛耳ってる。ラストの江口のりこの顔は必見!
僕はこれからも、変わらず江口さんのファンを続ける。
映画「愛に乱暴」予告編
江口のりこの映画作品
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ひらりさ @sarirahira
8/30公開の映画「愛に乱暴」にコメントを寄せました📝
とても奥行きと凄みのある作品でした。激しくおすすめです
劇場の看板とかにも使われるみたいです!楽しみ🙌
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