タル・ベーラが手がけた7時間18分の映画「サタンタンゴ」1週間限定上映

タル・ベーラが監督を務めた7時間18分の映画「サタンタンゴ」が、10月25日から東京・シネマート新宿にて1週間限定で上映されることが決定。また11月1日からは、同劇場で彼の監督作4本が順次上映されることもわかった。

製作から30周年を迎えた「サタンタンゴ」は、クラスナホルカイ・ラースローの同名小説をもとにした物語。降り続く雨と泥に覆われ活気のないハンガリーの寒村を舞台に、死んだはずの男イリミアーシュが帰ってきたことで、彼の帰還に惑わされる村人たちの姿が映し出される。日本では、4Kレストア版が2019年に初めて劇場公開された。このたび新たに解禁されたビジュアルには、横たわる少女を囲み、疲れ果てた様子で見下ろす村人たちの姿が収められている。

11月1日からの上映には、タルが22歳のときに手がけたドキュメンタリータッチの監督デビュー作「ファミリー・ネスト」、社会に適合できないミュージシャンの姿を描いた「アウトサイダー」、クラスナホルカイが脚本を執筆した「ダムネーション／天罰」、ラルス・ルドルフ、ハンナ・シグラらが出演した「ヴェルクマイスター・ハーモニー」がラインナップに並んだ。上映スケジュールなど詳細は続報を待とう。