安部公房の小説を映画化した本作の主人公は、ダンボールを頭からすっぽりとかぶり、一方的に世界をのぞき見る“箱男”に魅せられたカメラマンの“わたし”。自身も箱男としての一歩を踏み出すが、数々の試練と危険に襲われる。“わたし”を永瀬、箱男の存在を乗っ取ろうとするニセ箱男を浅野が演じ、“わたし”を誘惑する謎の女・葉子役で白本、箱男を完全犯罪に利用しようとたくらむ軍医役で佐藤が出演した。
27年前に一度企画が頓挫した当時も、役作りとして滞在先で箱をかぶり続けていたという永瀬。「だんだん落ち着いてきて心地よくなってくるんですよね」と語る彼は「空気の流れも変わるし、反響するものも変わっていく」「あなたも箱男になりませんか?」と呼びかける。浅野は「何かが起きても自分には関係ないみたいな気持ちになれるのが、すごく不思議です。たぶんそれが、箱男の得た何かなんでしょうね」と述懐。白本は「哀愁があるというか懐かしさがあって、落ち着きますね」と話し、佐藤は箱を携帯電話に例えて「自分はのぞいているつもりだけど、実はのぞかれているということが1つのテーマだと思う」と語った。
「箱男」は8月23日より全国ロードショー。
映画「箱男」キャストインタビュー映像
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関友彦 @tomohikoseki
なんじゃこの4箱男女は!!!!
凄すぎ!!
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