「選挙」「港町」「精神0」などを手がけた
同作の舞台は、想田が「牡蠣工場」「港町」を撮影した瀬戸内海に臨む岡山・牛窓。彼は27年間暮らした米ニューヨークから同地に移り住み、高齢化が進む伝統的なコミュニティ、猫と人が織りなす四季折々の豊かな光景、そしてその中心にある五香宮にカメラを向けた。なお、“猫神社”とも呼ばれる五香宮には多くの野良猫が住み着いており、猫好きの住民や来訪者に愛される一方で、糞尿の被害に眉をひそめる住民もいるという。
想田は本作を「牛窓の猫や人々の日常を観察し描写した、静かな映画である」と紹介。妻でプロデューサーの柏木規与子は「長年住み慣れたニューヨークから越してきて、『新参者』として必死に地元に馴染んでいこうとする想田と私の赤裸々な奮闘記でもあります」とコメントした。
想田和弘 コメント
牛窓の猫や人々の日常を観察し描写した、静かな映画である。ドキュメンタリーに大事件や大惨事やメッセージ性は必要なく、自分に見えた世界をありのままに描写できればそれでよし。そう信じて観察映画を作り続けてきたが、本作でついにその理念を徹底できたように感じている。ぜひご覧ください。
柏木規与子 コメント
この映画は、長年住み慣れたニューヨークから越してきて、「新参者」として必死に地元に馴染んでいこうとする想田と私の赤裸々な奮闘記でもあります。自分の間抜けな姿は見るに堪えられませんが、牛窓の美しい四季折々、生きとし生けるものの荘厳さをできる限り自分達の経験に近いように映し出すことができたのではと思います。Please enjoy!
想田和弘の映画作品
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Matt Schley @rhymeswithguy
Soda-san’s (@KazuhiroSoda) new film has a release date in Japan: October 19. Can’t wait! https://t.co/du6WIGgzA3