映画「
本作は、本気の恋に向き合う高校生6人の青春恋愛群像劇。大西が恋より友情を選び「好き」と言えない主人公・英二、窪塚がナチュラルなモテ男子・直彦、猪狩が一途なバンドマンの太一、齊藤が恋愛迷子の小春、莉子が天真爛漫なポジティブ女子・泉、志田が恋を知りたい真面目な文学女子・瑞穂に扮した。
浴衣姿でステージに上がった一同。大西は「皆さん本当に素敵です。撮影のときの制服姿から印象がガラリと変わって、大人っぽく見えます」と笑顔を見せる。また本作で映画初主演を飾った大西は「まさか自分が少女マンガの実写化で主演をさせていただけるとは……。メインキャストの5名が僕を支えてくれました。同世代だからこそわかる気持ちもあり、クライスメイトのようにひと夏の青春を過ごしたような思いです」と言葉を紡いだ。
窪塚は「(直彦は)大人っぽいんです。高校生なのに包容力があって、友達や彼女の前でまっすぐに振る舞える人。高校時代の僕はどちらかといえば英二くんのような感じでした」と説明。その言葉を受け、大西は「原作を読んだときから、愛流くんが直彦を演じるとすぐにイメージできました。でも実際に会ってみたら、めちゃくちゃかわいらしい一面を持っていて。“赤ちゃん”“愛流ちゃん”とみんなに呼ばれていました」と明かす。猪狩も「このメンバーの中では最年少ですからね。あまりにもかわいくて、俺の中ではヒロインでした」と共感。窪塚は「恥ずかしいけど、愛されることに越したことはないので……」と照れていた。
齊藤は「小春ちゃんは好きになった人に尽くす女の子。自分に似ているところや、共感できる部分が多かったです」と述べ、 「感情が動きやすい子なので、移り気に見えないように感情の整理をすることを心がけました」と撮影時を振り返る。莉子は「泉はまっすぐな子なので、映像化するからには愛されるキャラクターになるようにお芝居したいと思っていました。苦戦しながら、監督と何度もコミュニケーションを取って演じました」と口にした。
猪狩は「太一はまっすぐで、大切な人を大切に思える人。まさに俺だな!と思って、役作りはほとんど必要なかったです」と発言。大西は「あ、そっか……」と苦笑いしつつ「本読みのとき(猪狩は)一言目から太一になりきっていた。一気に『恋僕』の世界観に深みが出たと思います」と称賛する。続けて猪狩が「『全部アドリブでもいいくらいの感じでよろしく!』と監督に言われたのですが、現場では俺のアドリブに対してみんなが笑ってくれなかったり、シビアでしたね(笑)」と明かす。酒井は「猪狩さんの明るさを映像に残したかったんです。原作を大切にしつつ、アドリブも編集でたくさん使わせていただきました」と伝えた。
本作は、4月から5月にかけて九州でオールロケが行われた。大西は「ロケーションが素晴らしくて、原作にある学校の風景や街並みが忠実に再現されています。『恋僕』の世界観がしっかり作り上げられているので、めちゃくちゃ集中しやすかったです」と回想。またなにわ男子による主題歌「コイスルヒカリ」について「僕はもう、毎日のように聴いています! スクリーンを観ながら主題歌を聴いてみるとより歌詞の意味が伝わり、映画ともリンクします」と魅力をアピールした。
イベントでは映画の内容にちなんで、登壇者たちに撮影中に言えなかったことを尋ねる一幕も。大西はお化け屋敷でのシーンを挙げ、「実はビビリな一面があって……。お化け屋敷のシーンでは、どんな仕掛けが出てくるのか事前に説明してもらえず『まず一回やってみましょうか』と言われて! 扉を開けたらガイコツが飛び出してきて、“大西流星”として『ヒヒー!』と驚き声を出してしまい、美術スタッフさんにドン引きされました」とエピソードを披露。志田は「謝りたいことがある」と切り出し「クランクインの日に、猪狩さん、莉子ちゃんと待ち時間がかぶって。莉子ちゃんがいると盛り上がるのですが、いなくなった瞬間にシーンとなってしまって……。猪狩さんが気を遣って質問してくれたのですが、人見知りすぎて一問一答になってしまい……ごめんなさい」と謝罪。猪狩は「職務質問みたいになってましたよね」と話し、笑いを誘う。
最後に大西は「この作品は『恋って何?』がテーマだと思う。いろんな恋がある中で、自分に合った恋を見つけて幸せになろうと奮闘する6人の姿が、本当にきれいに描かれています。この夏、キュンキュンしたい方は映画館で本作を観て、最高の夏の締めくくりにしていただきたいです」と呼びかけイベントを締めた。
水野美波のマンガをもとにした「恋を知らない僕たちは」は、8月23日より全国ロードショー。
ABHISHEK GURJAR @Abhigurjar077
@eiga_natalie 😍😍