中村靖日が急性心不全で死去、映画「運命じゃない人」などに出演

中村靖日が7月10日に急性心不全で死去したことを、所属事務所・ザズウがXで発表した。51歳だった。

大阪府出身の中村は、映画「ざわざわ下北沢」「ジョゼと虎と魚たち」「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」などに出演。第58回カンヌ国際映画祭 批評家週間に正式出品された「運命じゃない人」では主演を務めた。バイプレイヤーとして多くの映画・ドラマに参加し、大河ドラマ「青天を衝け」のほか、連続テレビ小説では「芋たこなんきん」「ゲゲゲの女房」「ごちそうさん」「エール」「舞いあがれ！」と出演を重ねる。コントやショートドラマなどで構成されたバラエティ番組「サラリーマンNEO」でも活躍するなど、多彩な演技で存在感を放った。

ザズウは「中村靖日は、歳を重ねてきても清く透明感がある稀有な存在の役者でした。役者として多くの作品に恵まれましたこと、故人にかわり御礼申し上げます」とコメントを出している。全文は以下の通り。

ザズウ コメント

関係各位並びにファンの皆様

弊社所属の中村靖日が2024年7月10日に急性心不全にて急逝致しました。

急な訃報にご親族並びにスタッフ一同、未だ現実を受け止めることができない状況でございます。
大変残念でなりません。

ご親族の意向により、通夜ならびに葬儀につきましては、近親者のみにて執り行いました。未だご親族も悲しみの渦中におります、どうかお気持ちに寄り添っていただき、ご弔問等はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。
マスコミの皆さまにおかれましても、ご親族にご配慮頂きますよう切にお願い申し上げます。

中村靖日は、歳を重ねてきても清く透明感がある稀有な存在の役者でした。
役者として多くの作品に恵まれましたこと、故人にかわり御礼申し上げます。
生前に皆様から賜りました多大なる応援とご厚情に深く感謝し、哀悼の意を表するとともに謹んでお知らせ申し上げます。

2024年7月14日
有限会社ザズウ