韓国映画「
昨日7月12日に日本公開を迎えた「密輸 1970」は、かつて韓国の沖合で密輸犯罪がさかんに行われていたという史実にもとづく海洋クライムアクション。1970年代半ば、漁村クンチョンで失業の危機に直面した海女たちが、人生の再起を懸けた大勝負に身を投じる。キム・ヘス、ヨム・ジョンアらがキャストに名を連ね、チョ・インソンは裏社会で恐れられている密輸王クォンに扮した。
日本にはプライベートで頻繁に訪れているというチョ・インソン。6年ぶりとなる日本ファンミーティングが今年5月に東京で行われ、大阪での追加公演も予定されている。日本への思い入れをのぞかせながら「このように劇場で皆様とご一緒できてうれしいです」と笑顔を浮かべた。
リュ・スンワンは日本のアクション映画が好きで、千葉真一ファンを公言する。「以前、千葉真一先生にお会いできて光栄だったんですが、数年前にお亡くなりになり胸が痛みました。千葉さんの映画は素晴らしい作品が多いですが、中でも『殺人拳』シリーズが好きです」と語る。また「密輸 1970」では、1970年代の邦画、特に女性主人公の復讐劇から大きな影響を受けたと明かし、「修羅雪姫」や「女囚さそり」シリーズといったタイトルを列挙。「本作で用いた原色の照明やシーンの展開は、こうした作品からの影響が大きいです」と言及し、さらにパク・ジョンミン扮するチンピラのスタイルは深作欣二監督作「仁義なき戦い」シリーズの影響があることも伝えた。
本作では壮絶なアクションシーンも見どころの1つ。リュ・スンワンが「チョ・インソンという突出した俳優がいたから可能だったんだと思います」「彼の能力をどこまで引き出せるかを絶えず考えていました」と畳み掛けるように褒めると、チョ・インソンは客席に背を向けて照れ笑い。そしてチョ・インソンは、自身も激しい乱闘シーンに臨んだにもかかわらず「浮力と戦いながら水中アクションをされた俳優たちがすごかった。けがなく無事に撮り終えられてよかったです」と共演者たちをたたえる。
舞台挨拶には、韓国でキャリアを積んできた俳優の
大谷からは「密輸 1970」でチョ・インソンが演じたクォンの“その後”について尋ねる質問も。リュ・スンワンは「クォン軍曹の1980年代のストーリーも考えているんです」と告白し、大胆な構想を説明して観客を大いに沸かせるも、「会社にも話してないのにいいのかな(笑)」と自身の言動に焦り始める。そして「皆さんが責任さえ取ってくれれば……。『密輸 1970』の営業社員となって、家族や友人に宣伝していただければ大丈夫です!」と呼びかけ、日本でのヒットに期待した。チョ・インソンも「この暑い夏、『密輸 1970』で涼しく過ごしていただけるとありがたいです!」とメッセージを贈り、イベントの幕を引いた。
「密輸 1970」は全国で上映中。
韓国映画「密輸 1970」予告編
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