同作では、戦時中の日本放送協会とそのアナウンサーたちの活動をもとに、放送と戦争の知られざる関わりが描かれる。森田がアウトローな天才アナウンサーの和田信賢を演じ、
予告編は、戦意高揚のため、ラジオを通してプロパガンダの先頭に立たされた和田の苦悩と葛藤を映し出したもの。「私はそれ(ラジオ)を使って、死ねと呼びかけた」「俺は与えられた原稿を読む以外、何ができるんだ」という彼の言葉も収められ、学徒出陣実況のシーンで終わる。
演出を担った一木正恵は、雨の中の実況シーンを振り返って「何が起こるのか──。異様な緊迫の中、芝居が始まった。何度もスタッフを圧倒した森田さんの演技は、ここで恐らく振り切れる。故に芝居固めのドライもテストもせず、本番へ。憑依から客観、呟きから慟哭、そして絶叫。人間の闇、狡さ汚さから逃げない森田さんの生き様が、この実況のため肉体を極限まで追い詰めた信賢の魂と交錯。痛ましくて直視出来ない、かつ心臓を鷲掴んで離さない凄まじい引力。私は時空を彷徨って芝居であることを忘れ、戦争の無念さに茫然としていた」とつづった。
なお、ムビチケカードが本日発売。購入者には非売品の「“アナウンサーたち”スペシャルポストカード」がプレゼントされる。
「劇場版 アナウンサーたちの戦争」は全国でロードショー。脚本は倉光泰子が手がけ、脚本協力として山下澄人が参加した。
konitan@兵庫・西宮 @KonitanJP
タイトルに「劇場版」とあるので「ん?」と思ったらやはり元はテレビドラマだったか。記事本文にその記載が無いのが違和感あるが。
映画は劇場版しかない(配信オンリーは別として)のに敢えて「劇場版」をタイトルに付けるのは元々テレビドラマorテレビアニメだった作品、なんだろうな。 https://t.co/XGz1Y4P5kt