「プロミスト・ランド」杉田雷麟、寛一郎を「お兄ちゃんのように慕っていました」

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映画「プロミスト・ランド」の初日舞台挨拶が本日6月29日に東京・ユーロスペースで行われ、キャストの杉田雷麟寛一郎、監督の飯島将史が登壇した。

「プロミスト・ランド」初日舞台挨拶の様子。

「プロミスト・ランド」初日舞台挨拶の様子。

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「プロミスト・ランド」ポスタービジュアル

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さまざまな“良い日”に生きる人々の物語を映画で伝えるプロジェクト「YOIHI PROJECT」の劇場公開作第2弾として製作された本作の舞台は、マタギの伝統を受け継ぐ山間の町。同地で消えつつある伝統文化を継承していく2人の若者が映し出される。高校を出て親の仕事を手伝う20歳の信行を杉田、信行の兄貴分である礼二郎を寛一郎が演じた。

杉田雷麟

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杉田は、ともに主演を務めた寛一郎について「お兄ちゃんのように慕っていました」と口にし、「セリフがないシーンでも、寛ちゃんはきちんと監督と話をしていて。役者としての現場でのあり方について、すごく勉強になりました」と回想。寛一郎は実際に活動しているマタギ衆に話を聞いたといい、「山での処世術や過ごし方はもちろん、登り方なども含めて教えてもらいました。自然に対する向き合い方や考え方というのは、教えてもらったというより肌で感じたと思います」と懐かしむ。

寛一郎

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印象深かったシーンを尋ねられると、寛一郎は「礼二郎が熊を発見するシーンがあるんですけど、そのシーンのときに本当に熊を見つけたんです。撮影の本番直前なのに『熊だ!』と言ったら、映画のマタギ監修を担当してくれていた猟友会の方が奮い立っちゃって」と回答する。杉田も「そのシーンは僕もすごく覚えています」と述べ、「僕自身、実際に熊がいるのを初めて見たのでちょっと現実離れした気持ちになりましたが、ちゃんとした“生命”がいるんだなと感動しましたね」と振り返った。

飯島将史

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イベントでは、本作のタイトルにちなみ「今、果たしたい約束は?」と質問される一幕も。杉田は「僕は3、4年前からずっと監督になりたいと言ってたんです。映画をやればやるほど、そんなに簡単に言える話じゃないなと思っていたのですが、いろんな俳優さんから『若い世代が撮った方がいい』と言われて」と明かし、「映画を撮って皆さんにお見せすると、ここで約束したいと思います」と決意を伝える。寛一郎はスペインのマヨルカ島に行きたいと述べつつ、「杉田くんの映画に出してもらえないかなと思います」と発言。飯島は「10年後に我々がもっとビッグになって、今日の『プロミスト・ランド』の初日舞台挨拶を見たことが自慢になるようにこれからがんばりたいと思います」と宣言する。

寛一郎

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杉田雷麟

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最後に寛一郎は「マタギ文化が継承されていくように、この『プロミスト・ランド』が古きよき日本映画と、これから作られる新しい映画との架け橋になってくれたらいいなと思っています」、杉田は「これは映画館で体験する映画だなと思っていて。観終わって街に出たときに、少しでもこの映画の自然が思い起こされるような、何かが心に残っていたらうれしいなと思います」とメッセージを送った。

飯嶋和一による小説を映画化した「プロミスト・ランド」は全国で順次公開中。

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(c)飯嶋和一/小学館/FANTASIA

映画「プロミスト・ランド」予告編

読者の反応

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さとこ🌞 @okameana

半月でまた雰囲気が変わってるわ〜😌 https://t.co/KZAhdxELLA

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