TBS系連続ドラマ「
本作は、新聞記者の道上香苗が若き人気政治家・清家一郎とその秘書・鈴木俊哉を取り巻く“黒い闇”に迫る政治サスペンス。水川が道上、玉山が鈴木、櫻井が清家を演じる。
水川は撮影開始から約1カ月が経過したことに触れ「あっという間ですね。昨日1話ができあがったばかりで、今日はスタッフや共演者以外の方に観てもらえる貴重な機会。どう感じたか、1人ひとり聞いていきたいぐらいです」と心境を吐露。玉山は「櫻井さんが政治家としてピッタリで、誠実さや正義感が内面からあふれているので説得力がある。そういった部分にとても助けられていますし、思い切った芝居ができている」と述べ、櫻井は「恐れ多いです……。男から見てもかっこいい方なので、現場でどう表現されるのか毎回楽しみにしています」と玉山への信頼を明かした。
「別の作品では“三郎”を演じたことがある」と回想する櫻井は「なので“一郎”役には縁を感じますね(笑)。嵐のMVでは“二郎”を演じたこともあるんです」と話し、「『次は“四郎”をお待ちしております』という感じですか?(笑)」と玉山からツッコまれる。櫻井は加えて自身の役どころについて「重厚感で落ち着いたイメージもありましたが、やわらかくて朗らかな印象もある。場面ごとに表情をチューニングしながら役を作り上げています」と言及。玉山はそんな彼に目線を送りつつ「清家のふとしたときに見せる孤独を鈴木が垣間見て、どうリアクションをするか。そして僕が視聴者をどうミスリードしてエンタメを見せていくか。そういった部分をスタッフと話し合い、入念に作っています」と語った。
作品のテーマはシリアスだが、撮影現場は明るい雰囲気だという。水川は「同世代で生きてきた尊敬できる2人と、この年齢で一緒に作品を作れるという喜びがあります。撮影中にはふざけたり、どうでもいい話をしたりしますが(笑)、そこから助走をつけてシリアスなシーンに持っていける関係性を築けています」と笑顔で述懐。横で「さっきもパンの話をしましたね(笑)」と応じる櫻井は「大人になったと思うのは現場でワインの話をするとき」と話し、水川からナチュールワインをもらったというエピソードを披露する。玉山は「現場での距離感の取り方が素晴らしい。『無理しているんじゃないか』と思うぐらい周りを気にしてくださっているんです」と水川をたたえ、櫻井については「会話できているという優越感に浸っています。『今日は“翔さん”って2回ぐらい呼べた!』とこっそり思ったり」と打ち明けて「そんなことを思っていたんですか!」と櫻井から驚かれていた。
イベントの中盤には原作者の早見和真がサプライズ登場し「さっき水川さんには挨拶しちゃったんですが…」と言いつつ登壇者に花束を手渡す。そして原作小説を執筆した経緯について「これは声を大にして言いたいのですが、政治を書きたいというつもりはまったくなくて、“人間の業”を書きたかったんです。人間がむき出しになるステージとして“政治”が思い浮かび、各キャラが立ち上がっていった」と告白。ドラマを観るのはこれからだそうで「不安もありますが、皆さんの和気あいあいとした雰囲気を見て、より楽しみになりましたね」と期待を寄せる。櫻井から「原作がすごく引き込まれる作品で、万華鏡のように角度を変えて輝きを感じられる」と伝えられると「実は『笑う万華鏡』もタイトル候補の1つだったんです」と応え、キャスト一同が驚愕する場面も。早見は1話にも出演しているそうで、櫻井は「わかる人にはわかるという感じかと思ったらガッツリ映っていて、『先生!』と思いましたよ」と回想していた。
最後に水川は「暑くなってきた日々の中で、キャスト・スタッフと力を合わせて撮影しています。このドラマは道上の目線で描かれますが、清家の裏側や鈴木の過去、2人の関係性が重要なポイント。道上の目線が視聴者の目線でもあるので、最後の真相に一緒にたどり着けたら」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「笑うマトリョーシカ」は、6月28日より毎週金曜22時からオンエア。脚本はいずみ吉紘と神田優、演出は岩田和行が担当する。
ジャニーズ出演情報 @13xIvlK6CP1hvqe
水川あさみが同世代との共演に感慨、玉山鉄二は #櫻井翔 と会話し優越感 - 映画ナタリー
「 #笑うマトリョーシカ 」は、6月28日より毎週金曜22時からTBSにてオンエア。
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