アルジェリア系の少女が指揮者を目指す「パリのちいさなオーケストラ」公開

3

44

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 8 21
  • 15 シェア

「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」のマリー・カスティーユ・マンシオン・シャールが監督を務めたフランス映画「パリのちいさなオーケストラ」が9月20日に公開される。

「パリのちいさなオーケストラ」ビジュアル

「パリのちいさなオーケストラ」ビジュアル

大きなサイズで見る(全3件)

「パリのちいさなオーケストラ」場面写真

「パリのちいさなオーケストラ」場面写真[拡大]

実話をもとにした本作は、現在も活動中であるディヴェルティメント・オーケストラを立ち上げた少女の物語。パリ近郊の音楽院でヴィオラを学んだアルジェリア系の少女ザイア・ジウアニは、市内の名門音楽院に最終学年での編入を認められる。そして指揮者になりたいという夢を持ち始めるが、女性が指揮者を目指すのはとても困難なうえに、志を同じくするエリート、ランベールの存在もあった。超高級楽器を持つ名家の生徒たちに囲まれ、田舎者と野次られるザイアだったが、ある日特別授業に来た世界的指揮者セルジュ・チェリビダッケに見出され、指導を受けるように。やがて彼女は貧富の格差なく誰もが音楽を楽しめるように、垣根を超えたオーケストラを結成する。

「パリのちいさなオーケストラ」場面写真

「パリのちいさなオーケストラ」場面写真[拡大]

モーリス・ラヴェルの「ボレロ」、ガブリエル・フォーレの「夢のあとに」などのクラシック音楽が使用された。ザイア役のウーヤラ・アマムラのほかリナ・エル・アラビニエル・アレストリュプらが出演。主要キャスト以外には現役音楽家が起用されており、実際に演奏を行った。ビジュアルには、指揮者として仲間たちと音楽を楽しむザイアの姿がデザインされている。

「パリのちいさなオーケストラ」は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国で公開。配給はアット エンタテインメントが担当する。

この記事の画像(全3件)

(c)Easy Tiger / Estello Films / France 2 Cinéma

読者の反応

  • 3

ピアニッシモ @h_neuhaus

実話で、チェリビダッケも出てくるそうです。楽しみ! https://t.co/HhvkjurJ2p

コメントを読む(3件)

マリー・カスティーユ・マンシオン・シャールの映画作品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 パリのちいさなオーケストラ / マリー・カスティーユ・マンシオン・シャール / ウーヤラ・アマムラ / リナ・エル・アラビ / ニエル・アレストリュプ の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。