劇場総集編「ぼっち・ざ・ろっく!」の舞台挨拶が本日6月9日に東京・新宿バルト9で開催され、声のキャストである
2022年秋に放送されたテレビアニメの再編集版となる本作は、
鈴代は「テレビアニメとはまったくの別、と言っていいのではないかというくらい新しいものを観た感覚でした」と前置き、本編の始まりのシーンを見どころに挙げて「どこを編集するのか想像したんですが、(予想が)全部外れました。まばたきをせずに観てもらいたいなと思っています」とアピールする。オープニングテーマ「月並みに輝け」について長谷川は「この曲は共感ソングだと思っています。作詞をされた樋口愛さんのコメントの『自分のことを天才だって思ってたこと、ありますか? そして天才じゃなかったんだって思ったこと、ありますか? でもその瞬間に、夢が現実に変わる気がするんです。きっとそこが、スタートラインだと思うんです』が刺さりました。私自身『自分が天才じゃなかった』と挫折したときを起点に、自信が持てないまま来ている感覚があったんですが、あそこがスタートだったんだと思えたら救われている気がして。そんなふうに、聴いてくださった方の背中を押してくれるような楽曲なんじゃないかと思います」と述べた。またエンディングテーマ「今、僕、アンダーグラウンドから」にも触れ「(本編の)内容を観て、すべてを回収してから聴くと一層グッと来ます。タイトルがもう、ぼっちちゃんという感じでね」と続ける。
先日YouTubeチャンネル・THE FIRST TAKEで、結束バンドとして歌唱を披露した長谷川。青山が「本当によかったです。スタッフさんたちと観たんですが、普段知っている育美さんでもあり、喜多郁代役の育美さんでもあって。そこにしびれました」と言うと、長谷川は「結束バンドのボーカルとしてあそこにいさせてもらって、すごい空間でしたし緊張感があって。でもひとりちゃんの歌詞を絶対に届けたいとぐるぐる思いました。とにかく叫ぶように届けさせてもらったTHE FIRST TAKEでした」と振り返る。鈴代は「表現者という感じでした」、水野は「THE FIRST TAKEだからこその緊張感が伝わってきました。ライブでも毎回思っていましたが、改めて育美さんにしか歌えない曲だと感じました」とたたえた。
SNSでも多数の反響が寄せられたそうで、水野は「めちゃくちゃ好きなアーティストの方が、Instagramのストーリーズで『ぼっち・ざ・ろっく!』について上げてくださって。その方はキタニタツヤさんなんですが、すごく好きだったので、まさか推しに推される世界線があるとは(笑)」と喜びをにじませる。青山も「Adoさんもご覧になったとSNSで拝見して」「たくさんの方に届いているんだなと感じました」と興奮した様子で語った。そして青山は、クリエイティブチームの仕事に大きな敬意を示し「皆さんが熱いものを持ちながら制作してくれたからこそ、ここまでたどり着くことができました。私たちも信じられないくらいの熱量、燃えるハートでやらせていただきました」「全員に感謝したいです」とコメント。観客に向かって「みんな一緒にありがとうと言いましょう!」と呼びかけ、会場が一体となって「ありがとう」という声が響いた。
最後に長谷川は観客へお礼を述べつつ「何度観ても本当に面白いんです。テレビアニメを観ていない方も、総集編を観てもらえれば(魅力が)わかると思います」、水野は「テレビアニメを観ていても、劇場だとまた違う感動がたくさんありました。とっても大きな音を浴びて観る『ぼっち・ざ・ろっく!』は素晴らしいものです」、鈴代は「今起きていることは奇跡だと感じます。それもすべて応援してくださる皆様のおかげです。熱い気持ちは本編に詰め込みましたので、今後も『ぼっち・ざ・ろっく!』を盛り上げていけるようがんばります!」と述懐。青山は「個人的にも人生を変えてくれた作品です。皆さんにとっても、長い人生の中でかけがえのない作品になれたらうれしいです」と思いを口にしてイベントを締めた。
前編「
映画ナタリー @eiga_natalie
【劇場総集編「ぼっち・ざ・ろっく!」舞台挨拶レポート】
青山吉能が「全員に感謝したい」、会場に「ありがとう」の声響く
鈴代紗弓、水野朔、長谷川育美も登壇
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