映画「
山本崇一朗によるマンガ「からかい上手の高木さん」は、女子中学生の高木さんと彼女に何かとからかわれる同級生・西片の日常を描いた作品。映画では中学時代から10年後がオリジナルストーリーで描かれ、永野が母校に教育実習生として帰ってきた高木さん、高橋が母校で体育教師として奮闘する西片を演じ、彼らの生徒である大関みきに白鳥、町田涼に齋藤が扮した。
永野は鑑賞後の観客に向けて「どうでした? よかったですか?」と声を掛け、大きな拍手を浴びる。演じた役柄について「教育実習生なのでまだ先生らしくないというか、西片にくっついている状態。特に潤くんとのシーンが多くて、私に対してお芝居のことを質問してくれたり、私のことを『お姉さん』として見てくださることが多くてありがたかった」と回想。対して齋藤は「質問……できてました?」と返答し、永野から「緊張してるの?(笑)」とツッコまれる。そして永野は堤防のシーンを挙げ、「(齋藤が)映っていないカットでもずっと私の目線に座ってくれていたんです。『暑いから日陰で休んでて!』と声を掛けたんですが『大丈夫です!』って続けてくれた」と感慨深げに語った。
さらに齋藤からプレゼントされた絵を披露した永野は、うっとりした表情で「すごくないですか?」と絶賛し、「絵を描く役だから『似顔絵描いてくれる?』とからかったんですが、本当にこんな素晴らしい絵を描いてくれていたんです」と打ち明ける。横で恥ずかしそうな表情を見せる齋藤は「『お芝居よりも絵を練習したほうがいいのかも……』と思いましたが(笑)、先生に教えていただきながら花火のシーンを描きました。お渡しできてよかった」と胸をなで下ろした。
高橋は自らの役どころについて「先生らしくないというか、“西片”というジャンルの先生を演じた印象」と述べ、『廊下を走るなよ』みたいなセリフでは『先生っぽいな』と思いながらも、一方では生徒にからかわれたりして『なんだよ!』って返したり。ちょっと年齢が近くて親しみやすい先生というのを自分の学生時代から思い返し、西片の愛くるしさを入れて演じましたね」と振り返る。高橋と共演するシーンが多かったという白鳥は「指揮をするシーンがあるんですが、練習してもうまくなった気がしなくて不安になっていたんです。そしたら『メトロノームの音をずっと聴いているといいよ』って西片先生が教えてくれて……」と話し、今泉から「もう“西片先生”って呼んじゃってるじゃん!」と反応される。高橋は「そう呼んでくれるのは1人だけです(笑)」と目を細めた。
お薦めのシーンを質問された高橋は「イヤホンを片方ずつ耳に入れて音楽を聴くシーン」を選択し「実は今まで経験がなくて。撮影始まって序盤だったし『今日やるのか……』ってドキドキしてたんですけど、こんなにもいいのかと思って」と口にし、永野から「そんなにテンション上がっていたとは!」と驚かれる。高木さんと西片の中学生時代の担任教師で、本作では教頭として2人を見守る田辺先生に扮した江口は「ドラマ版でも同じ場面があって、映画でもまた再現する。素晴らしいですよね。今のワイヤレスイヤホンだとできない。昔はソニーのウォークマンがありましたが……」と懐かしむと、キャストは反応できず、今泉のみが「ありましたね!」と応じる。また、高橋が「西片が階段を降りるシーンで“ぴょん”って跳んで降りたら監督が褒めてくれて」と発言すると、今泉は「高木さんはスマートに降りるんですが、西片は絶妙にダサさがあるんですよ。『わかったよ』って言いながらめっちゃバタバタ降りる。この部分はぜひもう一度見てほしいですね」とアピールした。
映画に絡めて「10年後になっていたい姿」に話が及ぶと、永野は「20代はなんでも挑戦するという思いでやっているので、30代はきっといろいろなことを精査して学びを得た状態。だからこそ自分で選択できるようにしたい」と言葉に力を込める。そして白鳥は「来年から高校生になります。10年後は芽郁さんみたいに大人の女性になっていたい」と回答し「無理やり言ってないよね?(笑)」と永野に確認される。そして齋藤が「僕もはっきり言います。文哉さんみたいになりたい!」と宣言すると、高橋は笑顔で「自分が歳下である環境が多くて、僕も先輩にそう言ってました。少し前の自分を見ているようです」とほほえむ。江口は「この歳になると、自分のことはもうどうでもよくなってきますね。世界情勢が少しでもよくなってほしい!」とコメントした。
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芽郁ちゃん可愛い
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