新聞記者の道上香苗を主人公に据えた本作は、未来の総理候補とも言われる若き人気政治家・清家一郎と秘書を取り巻く“黒い闇”を探るヒューマン政治サスペンス。水川が道上、櫻井が清家、玉山が有能な秘書の鈴木俊哉に扮したほか、高岡早紀、丸山智己、曽田陵介もキャストに名を連ねる。
まず明らかになったのはドラマオリジナルのキャラクターである道上の両親役。再オープンさせた小料理店を切り盛りしている“肝っ玉母ちゃん”の道上香織(みちうえかおり)を筒井、大手新聞社社会部の敏腕記者だったが不審な交通事故死を遂げる父・道上兼髙(みちうえかねたか)を渡辺が演じる。さらに道上の元夫で公務員・旗手健太郎(はたでけんたろう)役に和田、清家の後援会会長を務めている佐々木光一(ささきこういち)役に渡辺、清家の実父で官房長官を務めた経験もある有力代議士・和田島芳孝(わだじまよしたか)役に加藤が選ばれた。
筒井は「一癖も二癖もある個性的な人物が絡み合うドラマの中で、香織はある意味で一般的な市民感覚の持ち主ですが、その“普通な視点”によって、対照的に周りの人たちの異質な存在感を更に浮かび上がらせることができるのではないかと思っています」とコメントし、渡辺は「命を落とす役は今までに何度も演じてきましたが『オープニングでいきなり…』というのは初めてです」「香苗を演じる水川あさみちゃんが無事に真実へと辿り着くまで、天国から熱く熱く見守りたいと思います」とつづった。
いずみ吉紘と神田優が脚本、岩田和行が演出を担当する「笑うマトリョーシカ」は今夏に毎週金曜22時からオンエア。
金曜ドラマ「笑うマトリョーシカ」
TBS系 2024年夏スタート 毎週金曜 22:00~22:54
筒井真理子 コメント
私が演じるのは真相に向かって突き進む記者の道上香苗を見守る母親・香織です。一癖も二癖もある個性的な人物が絡み合うドラマの中で、香織はある意味で一般的な市民感覚の持ち主ですが、その“普通な視点”によって、対照的に周りの人たちの異質な存在感を更に浮かび上がらせることができるのではないかと思っています。香苗の父の兼髙は新聞記者として社会を糾弾していましたが、不慮の事故でこの世を去りました。娘の香苗も同じ記者の道を進むことは母としてうれしくもあり、また、危険が隣り合わせであることに複雑な心境も抱いています。香織は原作にはない役です。ドラマが進むうちに彼女がどう変わっていくのか、どういう存在として物語に食い込んでいくのか、とても楽しみです。
渡辺いっけい コメント
命を落とす役は今までに何度も演じてきましたが「オープニングでいきなり…」というのは初めてです。その壮絶な最期を無事に撮り終えた今、僕の演じる道上兼髙の意志は主人公である娘・道上香苗に引き継がれました。香苗を演じる水川あさみちゃんが無事に真実へと辿り着くまで、天国から熱く熱く見守りたいと思います。頑張ってねあさみちゃん! 櫻井クンも玉山クンも何だか怪しいぞ。十分気をつけてー!!
和田正人 コメント
人間は、状況に応じた仮面を器用に使い分けて、まるで役者のように演じながら、自らの本質を隠し続けて生きているのかもしれない。出逢ってきた友達も、そばにいる家族も、もしかしたら僕自身も。安易にそんなことを想像してしまい、ゾッとする気持ちを抱きながら、原作小説の世界に引き込まれていきました。どんな仮面の裏側でも、産まれたばかりの赤子のような純白な心が存在していてほしい。そんな願いを抱きながら、子どもを持つ父親という役柄をまっすぐに演じていきたいと思います。
渡辺大 コメント
人は自分の意志で生きているのか、生かされているのか。家族、親友、恋人、はたまた神の意志か。
原作を読み終わった後に、自問自答を繰り返してしまいました。ドラマを見た方も、きっとそんな疑問を抱えてもらえると思います。オンエア中はぜひ片時も目を離さず、人間観察をしてみてください。
加藤雅也 コメント
有能政治家がもし誰かの操り人形だったら!?
この視点で書かれた小説はとても興味深く、「このドラマに出演したい!」と率直に思いました。
私の演じる和田島芳孝は小説にはほとんど描かれていないので、自由度が高いキャラクターです。
物語の進行にスパイスのきいた存在になれるよう、皆様の記憶に残るキャラクターを演じたいと思います。
早見和真 @joeulittletokyo
原作について触れてくださるキャストの方が多くてとても光栄です。
意見は聞いてもらっていますが、もちろん原作にないキャラクターもすべて納得いってのことです。必ず物語を膨らませてくださるはずなので楽しみです。
文庫発売まであと5日!
あと少しお待ちくださいー。
#笑うマトリョーシカ https://t.co/dst9n8TRQU