喰い合いの連鎖描くホラー「Kfc」初映像、子供が切断された手にパクつく場面写真も

ベトナム発のカニバルホラー映画「Kfc」より、特報と場面写真が解禁された。

ベトナム・ハノイを舞台とする本作。救急車で人間狩りにいそしむ医師と人肉中毒の息子、そして“食人による復讐”という甘美な味を覚えた犠牲者家族たちによる喰い合いの連鎖が描かれる。監督はこれが長編デビュー作となったレ・ビン・ザン。もともとは映画学校の卒業制作として本作を企画していたが、大学側から「あまりに残酷すぎる」と却下され退学の憂き目に遭う。その後、トラン・アン・ユンの後押しによって本作を完成させた。

YouTubeで公開された特報は、男が頬をゆるませながら“謎の肉片”に舌鼓を打とうとする描写を収録。場面写真には、切断された手にパクつこうと無垢な笑顔を向ける息子、毛の付いた何かを前に舌なめずりをする医者の姿が切り取られた。なお本作にはグエン・トニー、タ・クアン・チエン、ホアン・バー・ソン、チャム・プリムローズが出演した。

「Kfc」は7月に東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。映倫審査では「刺激の強い肉体損壊」および「刺激の強い食事描写」を理由にR18+指定となった。

※「Kfc」はR18+指定作品

映画「Kfc」特報