映画「
あるた梨沙によるマンガをもとにした本作は、寂れた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島武治を主人公に据えた物語。彼の写真に心を奪われ弟子入りを志願した若手カメラマン・五十嵐太一が、人々のため奔走する鮫島に振り回されながらも、自分に足りないものに気付き始めるさまが描かれる。平泉が鮫島、佐野が太一を演じた。
大きな歓声に迎えられ登場した平泉は「寂れた写真館の店主が、こんな派手な洋服を着て参りました」と挨拶。佐野は「期待の次世代俳優でございます!」と口にし、会場を沸かせた。続いて、本日登壇が叶わなかった
本作で映画初主演を飾った平泉は「感無量ですね。継続は力なりと言いますが、まさか80歳で初めて主役をやらせていただくなんて。それもこんな素敵な映画で……今日は夢のようです」と思いを伝える。秋山からは電話でオファーを受けたといい、「主役ということなので責任もありますし、まずは脚本を読ませていただきました。とても温かく素敵な映画だったので、二つ返事でお受けしました」と振り返った。
佐野は平泉について「僕は、勝手に成さんの孫だと思ってます! とても仲良くさせていただいていて、成さんのご自宅のバラ園や、お孫さんとの旅行の写真を見せていただきました」と明かす。また彼は「取材で会うと一緒にインカメで自撮りをしてくださって、帰ると『今日の写真だよー』と送られてくるんです」とエピソードを披露した。佐藤は「秋山さんや佐野、みんなで一献傾けているときに『平泉さん主演で映画を撮る』と聞いて。『じゃあ俺も行くよ!』と言って決まってしまいました(笑)。現場で成さんがうれしそうに迎えてくれて、来てよかったなと思いましたね」と述べる。
鮫島の妻・桜役の市毛は「成さんがカメラをのぞく顔がすごく色っぽくて、その背中を見つめる若者の目がすごくキラキラしていた。かっこいいなあと思いながら見ていました」とほほえむ。この話を受け、秋山は「成さんはもともとカメラが趣味。劇中に登場するのはフィルムカメラなので、ものすごく練習されたんです。撮影前日は徹夜でしたから」と回想。平泉は「フィルムを巻き取りフォーカスを合わせないといけないし、老眼が始まっているのでなかなかピントが合わせづらかった。だいぶ練習しましたね」と語った。
秋山は「成さんには、デビューした頃からお世話になっています。成さんはポリシーとして、これまで主役をやっていないとおっしゃっていた。それを聞いて『絶対に自分が(平泉の)主演映画を撮りたい』と思っていました。映画『20歳のソウル』のときに、成さんはカメラがお好きなんだなと思い、なんとか映画にできないかとその日から(題材を)探しました」と言葉を紡ぐ。
佐野の印象を尋ねられた平泉は、まず最初に「CDデビューおめでとう」と優しく声をかける。さらに彼は「豊かな感性がありますよね。立っているときも自然なんです。素直でやわらかい。俳優にとってやわらかさってすごく大切なんです。それに芝居をしながらじっと見ていると、けっこうかわいい顔してる。藤沢周平の小説をもとに時代劇をやってみたらどうか。ぜひ見てみたいです」と提案。佐野は「今まで考えたこともありませんでしたが、成さんが言ってくれるなら、もちろん挑戦してみたいです!」と満面の笑みを見せる。最後に平泉は「秋山監督の映画への情熱、愛情があったかい映画を作ってくれました。ハンカチを握って観てくださいね」と呼びかけイベントを締めた。
「明日を綴る写真館」は、6月7日より全国で公開。
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「 #明日を綴る写真館 」平泉成が #Aぇgroup #佐野晶哉 の“やわらかさ”称賛「時代劇をやってみたら」 - 映画ナタリー
「明日を綴る写真館」は、6月7日より全国で公開。
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