第33回日本映画批評家大賞の授賞式が本日5月22日に東京・東京国際フォーラムで行われ、「
同賞は、現役の映画批評家が映画のプロフェッショナルとして、2023年公開作の中から選考したもの。本年度は17賞19組に授与された。
松本優作が監督・脚本を担った「Winny」は、“ネット史上最大の事件”とも呼ばれた、ファイル共有ソフトのWinnyにまつわる実話をもとにした物語。開発者の金子勇が著作権法違反幇助の容疑で逮捕された経緯と、彼の弁護団が逮捕に対する不当性を訴えて警察・検察側と全面対決した裁判の行方が描かれ、東出は金子を演じた。
東出は「映画の現場を初めて経験したのは22歳でした。演じるってなんだろうと考え続けてきましたが、14年経った今もその問いは消えません」と切り出す。そして「役者には『これさえあればいい芝居ができる』という方程式はなくて、準備以外に頼れるものは根拠のない自信だけ。それが過信になると驕りが生まれて、“市井の人”を演じることから遠のいてしまう」「今後も地味な準備を怠らずに、いい映画の現場に戻ってこれたらと思います」とゆっくりと思いを言葉にしていった。
なお映画ナタリーでは、授賞式の模様を引き続きレポートする。
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「いい映画の現場に戻ってこれたら」東出昌大、批評家大賞の主演男優賞を受賞(イベントレポート) - 映画ナタリー https://t.co/cZFG5KmQ9y