「この映画すごい」ラウールが3年4組集結にワクワク、「赤羽骨子のボディガード」撮影レポート

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ラウールSnow Man)が主演を務める映画「赤羽骨子のボディガード」の撮影に、映画ナタリーが密着した。

「赤羽骨子のボディガード」より、威吹荒邦役のラウール。

「赤羽骨子のボディガード」より、威吹荒邦役のラウール。

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丹月正光による同名マンガをもとにした同作では、100億円の懸賞金がかけられたヒロイン・赤羽骨子のためボディガードになった幼なじみ・威吹荒邦(いぶきあらくに)が、“彼女にバレることなく守ること”というミッションをクリアしようと奮闘する様子が描かれる。ラウールが荒邦、ドラマ「ブルーモーメント」に出演中の出口夏希が骨子に扮した。

3月末のこの日、千葉・君津市に位置する7階建ての巨大倉庫には、ラウールら3年4組の生徒役のキャストが集結。殺し屋に鉄パイプで殴られ拘束された荒邦の前に、実は彼と同じく骨子のボディガードであるクラスメイトたちが現れ、一同が激突する場面が捉えられた。

「赤羽骨子のボディガード」メイキング写真

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まず撮影されたのは、荒邦が黒服・仮面姿の殺し屋たちに包囲されるシーンだ。現場には皆川猿時演じる殺し屋・田中の大きな声が響きわたり、荒邦が絶体絶命の危機を迎える様子が緊張感たっぷりに切り取られていく。なお、30人ほどいる殺し屋役にはアクション経験のあるエキストラが起用された。

「赤羽骨子のボディガード」より、奥平大兼(手前)ら3年4組生徒役のキャスト。

「赤羽骨子のボディガード」より、奥平大兼(手前)ら3年4組生徒役のキャスト。[拡大]

続いて、廃工場のシャッターがゆっくり上がって3年4組の生徒たちが登場するカットには、最強の司令塔・染島澄彦役の奥平大兼をはじめとして、高橋ひかる倉悠貴山本千尋、声優の木村昴、お笑い芸人の芝大輔(モグライダー)、アーティストの詩羽水曜日のカンパネラ)らジャンルの垣根を超えた個性豊かな面々が集った。ずらりと並ぶキャストを見て、スタッフからは「かっこいい!」と歓声が上がる。撮影の準備中、キャストたちは学生のように和気あいあいと過ごしていたが、本番を前にすると真剣な表情に。ここでは出番がないラウールは、彼らの姿をモニタを通して食い入るように見つめていた。

ラウールいわく、同場面は“一番ワクワクするシーン”だそうで、「僕は縛られてひたすら見ているだけなので映っていないですが、『この映画すごいな』って思いました」と述べる。彼はジャンルレスな共演者について「お互いがお互いのことに興味津々で『ラウールくんはどんな感じで仕事してるの?』とか、そういう会話がすごく楽しいです」とコメントし、印象的な人物にはアニメ「ドラえもん」のジャイアン役で知られる木村の名を挙げて「『おい、威吹! 乱取り稽古しようぜ』というセリフを僕がちょっとジャイアンっぽい声で言ったら、“本域”のをやってくれて沸きましたね」と振り返る。クランクイン時に「仲良くなれそう」と話していた坂口涼太郎とは、ダンスや美容トークを楽しんだという。

「赤羽骨子のボディガード」メイキング写真

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ラウールが単独で映画主演を担うのは、2021年に公開された「ハニーレモンソーダ」以来3年ぶり2作目。彼は「本当に安心感があるんです。僕は結構心配性なタイプなので、『大丈夫でしたよ』と落ち着かせてくれる人はすごくありがたいです。妥協のないところも安心できる」と監督の石川淳一に信頼を寄せる。荒邦と自身の共通点を聞かれると「あのビジュアルでウブなんです。これは僕でしょ!という感じはありました」「僕は上手くいかないときも、しっかりコミュニケーションを取りたいというタイプなのですが、芯からぶつかっていく感じもやっぱり荒邦に近いなと思いました」と思い入れたっぷりに答えた。

プロデューサーの加藤達也によれば、ラウールを主演に選んだ理由の1つは“規格外の存在感”。加藤は「華やかなキャラクターたちの中心として埋もれずにいられる人を考えたとき、すぐにラウールさんを思い浮かべました」と回想し、「(アイデアの)“引き出し”がたくさんあって、芝居に真摯に向き合ってくれる方。もちろん荒邦としてのかっこよさも申し分ないです。コメディセンスもあって、彼の天性の明るさや陽のエネルギーが作品にマッチしている」と絶賛する。クランクイン前から練習が重ねられたアクションシーンの出来には「手足が長いですし、体の見せ方もすごくうまいのですごくかっこよく見える」と自信をのぞかせた。

骨子役の出口は、このたび劇場映画で初めてヒロインを演じる。彼女に関しては「クールなイメージがあるけれど、すごく陽気で明るい方。『出口さんにお任せしたい』と直観的に思って、ラウールさんと同じくらいのかなり早い段階でオファーしました。予想通りで、今は“勝ち確”したなと思っています」と言及した。

3年4組の生徒役は「俳優に限らず、いろんなジャンルから集めたほうが面白い」との思いから、原作のビジュアルを手がかりにキャスティングが進められた。加藤は「皆さん、予想の斜め上を行く演技で爪痕を残してくれるんです。ドライ(=リハーサル)が毎回楽しみ」と彼らのポテンシャルが期待以上だったことを明かし、「この1カ月半、本気でキラキラしながら作品と向き合っている役者さんたちの“青春感”が、芝居を超えて伝わる部分もあると思います」とも語った。

「赤羽骨子のボディガード」は8月2日より全国ロードショー。

※高橋ひかるの高は、はしご高が正式表記

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(c)丹月正光/講談社 (c)2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会

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「赤羽骨子のボディガード」は8月2日より全国ロードショー。

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