四宮義俊がカンヌで「A NEW DAWN」プレゼン、クレイアニメも取り入れた制作手法明かす

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日本画家・アニメーション作家の四宮義俊が、フランス現地時間5月19日に第77回カンヌ国際映画祭のマーケットにて開催された「Animation Day」アヌシー・アニメーションショーケースに登壇。劇場長編アニメーション「A NEW DAWN(英題)」のプレゼンテーションを行った。

「A NEW DAWN(英題)」インターナショナル版ティザービジュアル

「A NEW DAWN(英題)」インターナショナル版ティザービジュアル

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四宮義俊

四宮義俊[拡大]

「Animation Day」アヌシー・アニメーションショーケースの様子。

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「Animation Day」アヌシー・アニメーションショーケースの様子。

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四宮が原作・脚本・監督を担う邦題未定の「A NEW DAWN」では、立ち退きの強制執行が迫る創業330年の花火工場・帯刀煙火店を舞台に、そこで育った3人の若者たちと幻の花火“シュハリ”をめぐる2日間の物語が描かれる。

このたび四宮が参加したアヌシー・アニメーションショーケースでは、セールスエージェント、配給会社および映画祭での認知を拡大することを目的とした、さまざまな制作段階にあるアニメーションのトップ5作品にスポットライトが当てられる。「A NEW DAWN」のほか、「ユニコーン・ウォーズ」を製作したアバノプロダクションズによる新プロジェクト「Mu-Ki-Ra」や、フランスの大手配給会社シャレードによるフオン・マイ・グエン監督作「In Waves」などがラインナップに並んだ。

「A NEW DAWN」は5番目にプレゼンテーション。四宮は「日本画をベースにデジタル技術を用いながら伝統的なマルチプレーンカメラやクレイアニメーションなどを取り入れ、手間のかかるアナログ技術を使い、一軒の消滅に向かう花火工場を描き出します。物語で破壊されようとしているのは家族の持っていた伝統的な技術や物語、歴史を持った風景です」と制作方法について明かす。制作中の設定画や本編素材の一部、四宮のインタビューなどで構成された約10分のメイキングムービーも上映された。

「A NEW DAWN」は2025年に公開予定。

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(c)A NEW DAWN Film Partners

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