中国時代劇ドラマ「花の告発~煙雨に仇討つ九義人~」(原題「九義人」)より
性被害に遭い非業の死を遂げた女性・藺如蘭(りんじょらん)の無念を晴らすため、彼女の親友・孟宛(もうえん)が復讐に挑む本作。孟宛を演じたウー・チェンは脚本との出会いを振り返り「最後まで読んで非常によく書けている脚本だと思いました。新味のある脚本で構成もスタイルも整合性があり緻密で、キャラクター描写はそれぞれ個性豊かです。そのうえ、ストーリーはリアルで、時代劇ではありますが劇中で起こる事件は現代にも通じるものです。性的被害に直面しても多くの女性が声を上げられず、それを押し隠してしまうといったことは、今も存在する問題です」と述べる。
孟宛については「たおやかで穏やかに見えますが、中身は芯が強く何事にも屈しない気骨のある女性です」と評し、「ただ、心の奥底には自尊心が低く臆病な面も隠されています。だから、呉廉から性被害を受けた当初、彼女は黙って耐えることを選びました。その原因は彼女の不幸な家庭環境にあります。父親は酒飲みで母親は苦労を重ねており、家のお金をなんとか掻き集めることで彼女は煙雨繍楼に入るチャンスを得ていたのです」と述懐。そして「親友の藺如蘭(りんじょらん)の死後、何年も策謀を巡らし復讐の網を張った孟宛は、細かいところまで気が配れる勇敢で賢い人だと断言できます。ただ、彼女がより人々の心を動かす点は義理人情があって仁義に厚いところだと思います。藺如蘭の死は臆病だった孟宛が勇気を持って踏み出す転機となりました。彼女が非常な苦労をして誰もが無理だと思うことを実現していくのは決して自分のためではなく、無念の死を遂げた親友のため、世の正義を取り戻すためなのです」と語った。
藺如蘭役の
最後にウー・チェンは「日本のファンと視聴者の皆さん、こんにちは。応援ありがとうございます。このドラマに注目してくださってうれしいです。皆さんが健やかで平穏な日々を送れますように」とメッセージを送った。
「花の告発~煙雨に仇討つ九義人~」はU-NEXTで独占先行配信中。レンタルDVDのVol. 1からVol. 6はリリース中で、Vol. 7からVol. 13が6月5日にリリースされる。
中国ドラマ「花の告発~煙雨に仇討つ九義人~」予告編
関連記事
華ざかり!華流パラダイス @NBChua
中国ドラマ「花の告発」ウー・チェンが復讐に挑む主人公を語る(インタビューコメントあり) https://t.co/xdX78BAbdB