「ライオン・キング：ムファサ」12月公開、シンバの父の“はじまりの物語”

「ライオン・キング」に登場するシンバの父・ムファサ王を主人公とした映画「ライオン・キング：ムファサ」が、12月20日に公開される。

1994年、ディズニーアニメーションとして誕生した「ライオン・キング」はのちにサバンナの王となる宿命を背負ったライオン・シンバの冒険を描く物語。2019年には実写風にフルCGでリメイクされ、“超実写版”を謳う「ライオン・キング」が公開された。

「ライオン・キング」では明かされなかった、ムファサの“はじまりの物語”が語られる本作。YouTubeで解禁された特報映像は「ライオン・キング」には欠かせない楽曲「サークル・オブ・ライフ」のメロディと、雪に覆われた山々の映像からスタートする。シンバとナラの間に生まれた娘キアラに対して、ヒヒのラフィキがムファサの伝説を伝える形式で映像は進んでいき、幼いムファサが映し出されると「そのライオンは王の血筋ではなかったが、やがて世界を変えることになる」と語られる。

若きムファサにはアーロン・ピエールが声を当て、ムファサを兄弟として家族に迎え入れる、のちにスカーと呼ばれるタカをケルヴィン・ハリソン・Jr.、若きサラビをティファニー・ブーン、ムファサとタカを追い詰める恐ろしいライオンのキロスをマッツ・ミケルセンが演じる。また「ライオン・キング」に続き、プンバァ役をセス・ローゲン、シンバ役をドナルド・グローヴァー、ナラ役をビヨンセ（ビヨンセ・ノウルズ＝カーター）が続投。さらにシンバとナラの娘・キアラ役の声優はビヨンセの愛娘、ブルー・アイビー・カーターに決定した。

監督は「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス。音楽は、「モアナと伝説の海」や「リトル・マーメイド」に携わったリン＝マニュエル・ミランダが手がける。ミランダは、「『ライオン・キング』には、世界屈指の偉大なソングライターたちによる音楽を携えた驚異的な音楽のレガシーがあるので、今回その一員になれたことは私にとって恐れ多いと同時に誇りでもあります。ムファサの物語に命を吹き込むためバリー・ジェンキンスとともに仕事をするのはとても楽しい作業ですし、観客の人々がこの映画を映画館で体験できる日が待ち遠しくてたまりません」とコメントしている。

映画「ライオン・キング：ムファサ」特報