映画「
舘と柴田演じる刑事コンビ・タカとユージの活躍を描く「あぶない刑事」シリーズ。劇場版第8弾となる本作では、タカとユージがニュージーランドから神奈川・横浜に凱旋し、T&Y探偵事務所の探偵として活躍するさまが描かれる。主演の2人に加え、お馴染みのキャストである
まず舘と柴田は、ゴールデンウイーク恒例の大型イベント「横浜開港記念みなと祭 ザよこはまパレード(国際仮装行列)」に、パレードを締めくくる“大トリ”として参加。沿道には約38万名もの横浜市民やファンが詰めかけた。“「あぶ刑事」パレード”が行われたのは、山下公園中央口から万国橋までをつなぐ約1.5kmの道。本作の象徴でもある日産・レパードの集団とともに、オープンカー(日産LEAF)に乗車した舘と柴田が役衣装のスーツ姿で華麗に登場すると大歓声や拍手が巻き起こる。
続いて、横浜港の“象の鼻防波堤”で本作のレッドカーペットイベントを実施。約200名ものファンが待ち侘びる中、会場に到着したリムジンから舘、柴田、浅野、仲村が姿を現し、レッドカーペットを闊歩していく。舘は「本当に大勢の人に出迎えてもらって、感謝です」と述べ、「僕らが横浜で撮影を始めたときと比べると、もう打って変わって活気のある街になりましたね。当時、赤レンガ倉庫はただの倉庫だったんですよ」としみじみ。一方、柴田は自身を「日本で一番横浜の街を走り回った役者」と表現し、「街の人たちがとても撮影に協力的で。温かく見守ってくれていたのをよく覚えていますし、感謝しています」と回顧した。
そしてイベントのラストを飾る舞台挨拶が横浜ブルク13で行われ、舘、柴田、浅野、仲村に加え、本作でシリーズ初参加を果たした
2016年に公開された「さらば あぶない刑事」以来8年ぶりの新作。舘は「つい3年前ぐらいに『さらば』を撮ったような感じ。でも、このお話をいただいたときはすごくうれしくて、すぐに『やりたい!』と思いました」と前のめりで出演を決めたことを明かす。柴田は「この4人がそろうと本当に最強。実家に帰ってきたみたいな、そんな感じで始まりました。舘さんはまんま鷹山で、僕もまんま“セクシー大下”で。準備はまったくいらない。(仲村演じる)透くんは“トロい動物”で、オンコ(浅野)も爆発していました」と和やかに語り、仲村から「僕は役作りしていますよ!」と反発を受けた。
真山薫役の浅野は「皆さんのご要望通りの薫か不安」と控えめに切り出すも、「原監督、アタシをあそこまでさせなくていいと思ったんですけど……監督の若さが有り余ってるから(笑)」と述べ、薫の登場シーンがインパクト抜群の演出になっていることをほのめかす。町田透役の仲村は「(ドラマシリーズの)撮影が始まった夏、僕は20歳でした。その役を38年後にまたやるとは。とある方いわく、アニメ以外で昭和、平成、令和と映画のメインキャラクターを演じ続けたのは、ゴジラ、仮面ライダー、タカとユージくらいだとか。そんな2人に一生懸命付いてきてよかった」とシリーズの歴史への敬意をのぞかせた。
また土屋は「私の家族も本当に『あぶ刑事』が好きなので、今でも信じられないくらい」と初参加の喜びをあらわに。そして「舘さんと恭平さんに初めてお会いしたとき、スーツを着ていらしたのですが、立ち姿がかっこよすぎて目から鱗がボロボロ落ちました。宇宙に行った人は地球の輝きを見て驚くと聞いたことがありますが、そんな気持ちでした!」と独特の表現で2人の魅力を熱弁する。吉瀬は「(タカに)バックハグをされちゃうんですよ。タカさんに好きになってもらおうと、香水をつけたり私なりに準備して撮ったので、いい香りがしていると思って観てください」と告白。西野は「お二人(舘・柴田)からトオルさんへの無茶ぶりというか、テイクが変わるごとに何をされるかわからないハラハラがあって。台本に書かれていないことがたくさんありました」と刺激的な撮影を回想した。
監督の原は、父(原隆仁)も「あぶない刑事」のドラマ版を演出しており、親子2代でシリーズの監督を務めたことに。ちょうど父がドラマの撮影をしている頃に生まれたという原は、自身もこの映画の撮影中に子供が生まれたそう。「親子3代で(監督を)?」という期待が会場全体に広まると、原は苦笑しつつ「それはどうでしょう(笑)。舘さん、柴田さんが許してくだされば」と述べ、ファンの期待を高めた。
「帰ってきた あぶない刑事」は5月24日に全国で公開。
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