スペインの映画監督
「カラスの飼育」「急げ、急げ」「カルメン」などで知られ、2023年2月10日に91歳で死去したサウラ。最後のフィクション作品となった「情熱の王国」では、メキシコを舞台に、音楽劇を作り上げる演出家や振付師の葛藤、オーディションに挑む若者たちの競争、そこから頭角を現す男女3人の姿がつづられる。YouTubeで公開された映像には、ダンサーたちが稽古に励む様子や、ドクロ姿の兵隊が映し出された。
遺作となった「壁は語る」は、先史時代に描かれた洞窟の壁画や現代のグラフィティを、サウラ自らが旅して探求するドキュメンタリー映画。「なぜ、人は壁に描くのか」というシンプルな問いをテーマに制作された。予告編には、街中にグラフィティを描くMusa71の姿のほか、サウラがアーティストのミケル・バルセロやクリエイターのSUSO33のアトリエを訪れる様子が収められている。
「VIVA SAURA!」は6月1日に東京・ユーロスペースほかで公開される。
Ele Charles @CharlesEle21239
@eiga_natalie カルロス・サウラの「情熱の王国」「壁は語る」を上映する企画「VIVA SAURA!」予告解禁