100億円の懸賞金をかけられる骨子を演じる出口は、本作で劇場映画初のヒロイン役を務める。撮影現場の空気を「学園ものではあるのですが、特殊な設定なのでキャストの皆さんの年齢層も違って、落ち着いていて、なんだか居心地がいいです」と明かしつつ、ラウールの印象については「身長が高くて大人っぽいので、最初は話してくれるかな?と心配になったのですが、楽しくお話をしてくださる方で安心しました」と語っている。なお骨子は映画オリジナルの設定としてダンス部の所属となった。
YouTubeでは撮影現場のメイキングと、キャストのコメントを収めた映像も公開。ラウールは初共演となった出口の印象について「透明感がある。たまになんか透明すぎて……見失う(笑)」と話している。
なお奥平は3年4組のボディガード全員を束ねる最強の司令塔・染島澄彦(そめじますみひこ)役、高橋は空手が得意な骨子の親友・棘屋寧(とげやねい)役で出演。2人が撮影現場で語ったコメントと、プロデューサーの加藤達也が出口、奥平、高橋の起用理由を明かすコメントは下部にまとめて掲載している。
「赤羽骨子のボディガード」は8月2日より全国ロードショー。
※高橋ひかるの高は、はしご高が正式表記
映画「赤羽骨子のボディガード」特報
映画「赤羽骨子のボディガード」メイキング映像(3年4組学級日誌②)
出口夏希 コメント
オファーを受けて
お話をいただいて、「赤羽骨子のボディガード」というタイトルはいったいどういう意味なんだろうと思いながら、すぐに読み始めたんですけど、骨子だけ何も知らないまま物語が進んでいくことがすごく面白くて! あっという間に読んでしまいました。
赤羽骨子がダンス部という映画オリジナルの設定について
私は本当にダンスが苦手で、リズム感もなくて……でもやるからにはかっこいいものを見せたいので、たくさん練習しました。
撮影現場の雰囲気
学園ものではあるのですが、特殊な設定なのでキャストの皆さんの年齢層も違って、落ち着いていて、なんだか居心地がいいです。
共演者の印象
ラウールさんは、身長が高くて大人っぽいので、最初は話してくれるかな?と心配になったのですが、楽しくお話をしてくださる方で安心しました。
高橋さんは最初から話しかけてくださったので緊張が解けました。骨子を守るため、同じダンス部に所属している設定なので、一緒に練習もして教えてくれます。
奥平さんとはまだ撮影シーンがそこまでなかったのでそんなにお話できていないのですが、骨子を守ってくれる司令塔でもあるので、これからコミュニケーションをとっていけたらと思います。
撮影を楽しみにしているシーン
クラスのみんなが骨子にバレないように集まっているシーンが多くて、私だけ仲間外れみたいなことが多いので(笑)、みんなと一緒に撮影できるシーンは少ないですが、とても楽しみにしています。そのときはたくさん話したいなと思います。
映画を楽しみにしている人に向けて
「赤羽骨子のボディガード」みんなのアクションが絶対かっこいいと思うので、ぜひ楽しみにしていてください!
奥平大兼 コメント
染島澄彦について
原作マンガにいる染島と台本にいる染島、どちらに偏りすぎてもよくないなと思いました。作風的にコメディシーンがあったり、雰囲気も明るいシーンがたくさんあるんですけど、染島自体がそこに関わる瞬間が少ないのですが、ただ真面目すぎると浮いてしまうので、そのあたりのあんばいを現場で監督と毎回「ここどうしますか?」とご相談しつつやろうというのは、思っていました。
撮影現場の雰囲気
クラスみんなのシーンを撮影する日に、このチームで赤羽骨子を守るんだという実感が湧いてきました。染島はみんなの前で言うセリフがものすごく多いので、毎回緊張するんですよね(笑)。司令塔としてみんなの前でセリフを言うのが、意外と撮影に入ってみてから(緊張することだなと)わかったことです。
ラウールとの初共演について
最初は背が大きいなあと思いました(笑)。今回キャストの方々が年齢層高めで、最年少がラウールくんと僕の2人なんです。やっぱり同い歳の子がいるというのはすごく心強いですし、一緒にいるシーンも多いのでだんだん心が開いていっているのかなと思います。
出口夏希、高橋ひかるとの共演について
染島の司令塔としての部分は骨子に見せてはいけないところなので、一緒のシーンがあると少し違和感がありました。出口さんは明るくて、周りの人を笑顔にさせてくれるような方なので、現場がすごく明るくなります。高橋さんは、過去に一緒の作品で共演したことがあったので、気軽に話せてとても楽に現場にいることができます。
撮影を楽しみにしているシーン
やはりアクションは楽しみです。でも不安な部分でもあるというか……染島の強さが一番わかるシーンなので、クランクイン前からアクション練習はやりましたけど、ちゃんとできるのかなと。でも楽しみです!
映画を楽しみにしている人に向けて
まだ全然どのような映像になるのかわからないのですが、コメディな雰囲気もあり観やすい作品だと思いますし、3年4組のボディガードたちに熱くなるシーンもあります。難しい映画や暗くなってしまう映画などたくさんあると思うのですが、気軽に観れて「あ~面白かったな」と言える作品があること自体すごくありがたいなと思うので、これからそういう作品にがんばって仕上げていくので、ぜひ映画館でご覧いただけるとうれしいです。
高橋ひかる コメント
オファーを受けて
アクションだ!と思いました。私はずっとかっこいい女性、内面としても物理的にも強い女性に憧れを持っていたので、今回それを体現したような、でもあどけなさもあるかわいらしい寧を演じられることがすごくうれしかったです。
原作と脚本を読んだ感想
学生生活って卒業だったりとか受験だったり就職、皆さんその先々のことに向けてがんばっていることがそれぞれあるけれど、でもこの3年4組はみんなが、骨子を守るという同じ目標を持っています。守るみんながそれぞれリスペクトし合っていたり、家族のように日々を過ごしている姿がすごくほほえましくて。でもときに切ないときもあったり……。そういう3年4組のいろいろな顔を見せられたらいいな、というふうに思いながら読んでいました。
撮影現場の雰囲気
みんな「おなかすいたー」とか「ねむーい」って本当に学生のように過ごしています(笑)。本当に年齢が幅広いので、それぞれ会話の節々で出てくるワードが全然通じ合ってないなってときもあったりして、それもまた面白くて愉快な現場だなと思っています。
ラウールとの2回目の共演について
初めて共演させていただいた作品ではお話しさせていただいたことがほぼ無くて、身長が高いなあ、という印象でした。前作がコメディだったんですが、めっちゃ本番で笑うやん!と思うときもあって。今回はクールな役でラウールさんの見せどころがたくさんあります。魅せるときは魅せてくださるなって関心しながら、さすがだなと思っています。
出口夏希との初共演について
はい、初めてお会いします。もともと、一方的に出演されている作品や雑誌を見ていたので、ご一緒できることがすごくうれしかったですし、実際にお会いした出口さんはとても明るくて、チャーミングで、でもサバサバしてて。寧が骨子を思うように愛しい存在で、みんなで愛すべきヒロインだなと思っています。
撮影を楽しみにしているシーン
ダンス大会のシーンはみんなどうなるか想像ができていないのですが、レッスンを何度も何度も重ねています。特に出口さんはダンス経験が無い中、この作品から(ダンスを)始められてるのですごく難しい試みだと思いますが、ダンス大会で優勝するという目標があるので、みんなでバチバチにかっこよくキメたいと思います!
映画を楽しみにしている人に向けて
学生の方も、社会人の方もやっぱり友情っていいなー!と思っていただけたらうれしいです。今回の作品(に登場するの)はみんな学生ですけど、学生じゃない方も1つの目標に向かってがんばるみんなの姿を見て心をキラキラしてもらえたらな、と思っています。今作品をがんばって作っているので、(公開を)楽しみにしていただきたいです!
加藤達也 コメント
出口夏希の起用理由
本作のヒロイン赤羽骨子は、荒邦が幼い頃からずっと想い続けている女の子です。可愛らしく、真面目でありながら、どこか抜けていて、少し天然な部分もある。クラス全員が彼女のために命をかけて守らなければならないと思える女性です。そんな“絶対的ヒロイン”の役を誰が演じられるだろうかと考えた時に、出口夏希さんしかいないと直感的に思いました。瑞々しいお芝居の中にも凛として、芯が強く、誰もが振り返るような天性の透明感と端正な顔立ち。それでいて、人を緊張させず、彼女が現れると一瞬で、その場の空気を変え、人を明るく朗らかにさせるオーラのある女優さんです。初めてお会いさせていただいた時に、その魅力に圧倒され、本作のタイトルを飾る絶対的ヒロインに相応しい方だなと思い、この方しかいないと今回オファーをさせていただきました。
奥平大兼の起用理由
クラスの司令塔で、一見、普通に見えるのに、実はクラスの中では最強で、圧倒的なリーダーシップを発揮するカリスマ。荒邦が赤い炎であるならば、青い炎のごとく知的でクールな中に熱さを感じさせる人物。普通らしくもあり、カリスマ性もあるという二面性を兼ね備えるお芝居を演じられる人物は誰かと考えた時に、奥平大兼さんしかいないのではないかと、今回お願いさせていただきました。「MOTHER」の衝撃的なお芝居から、数々の日本映画に出演され、映画の申し子のように、日本映画に愛される俳優さん。漫画原作を実写化する際に、実際にその人物がこの世に存在するように成立させるにはと考え、正確なお芝居と役を突き詰めていく探究心をお持ちです。しかし、ふとした時に20歳のあどけなさも感じさせ、全く底が見えない“怪物”感のある俳優さんです。染島澄彦という人気キャラクターを任せるのに相応しい、ベストな方にお願いできて感無量です。
高橋ひかるの起用理由
骨子の事を1番に考え、献身的に彼女を守ろうとする親友の寧。快活で、3年4組のムードメーカー。原作にある空手の達人という設定に加えて、映画オリジナルですが骨子と寧がダンス部というものを付け加えさせていただき、ダンスもやらなければならないという準備も大変な、重要な役どころです。
そんな寧を演じていただくのは、誰がいいかと考えた時に、すぐに高橋ひかるさんにお願いしたいと思いました。日頃から、ドラマや映画で活躍され、主演やヒロインを演じていらっしゃって、どちらかと言えば清楚で可憐な役どころを演じられる事が多い女優さんですが、あえて今回普段のイメージから離れた役をやっていただきたいと思いオファーさせていただきました。ストイックで努力家、うちに秘めた闘志と、お芝居への貪欲さ、引き出しの多さも持たれた方。今回は映画を見ていただいた女性が、思わず惚れてしまうような“強くて格好いい女性”の役を作っていきましょうとお話しさせて頂き、数ヶ月にもおよぶ、アクション練習や、ダンス練習を経て、完璧に演じていただきました。
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ラウール主演「赤羽骨子のボディガード」特報&ビジュアル解禁、ヒロインは出口夏希 https://t.co/7zPdjmQl4r
原作:丹月正光『赤羽骨子のボディガード』講談社/少年マガジン