映画「
本作は、福島県相馬市にあるメンタルクリニックなごみの院長・
かつて沖縄戦の遅発性PTSDを診ていた蟻塚氏は、今後震災の影響を受けた福島でも同じケースが増えていくのではと考えていた。予告編には、喪失感や絶望に打ちのめされながらも日々を生きようとする人々と、それを支えるために奔走する医療従事者たちの姿が収められている。撮影・監督・製作は「ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。」の
あわせて本作を鑑賞した著名人からのコメントも到着。ドキュメンタリー監督の
「生きて、生きて、生きろ。」は東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次ロードショー。
映画「生きて、生きて、生きろ。」予告編
武田砂鉄(ライター)コメント
「何を頑張ればいいの?」
ふと漏れた言葉に、自分ならどうやって返すだろうと考える。
答えが出てこない。たじろぐ問いをいくつも投げかけてくる。
サヘル・ローズ(俳優 / タレント)コメント
私達は知らなかったのか? 私達が知ろうとしなかったのか?
見えない希望が語りかける。無かった事にするのか? 傍観者は加害者になりえる。
全世界が間違いなく、みるべき。生きて、生きて、「生きろ」。
そう、「生きろ」とは全人類へのメッセージなのかもしれない。
大島新(ドキュメンタリー監督)コメント
丹念な取材と真摯な考察によって、国家に翻弄された人たちのとてつもない苦しみが顕わになる。事実を知るにつけ、怒りと、何も役に立てない自分を恥じる気持ちが交差する。
そして頭を垂れる。絶望的とも言える状況下で、患者にどこまでも寄り添う医療従事者たち。
彼らの果てしない献身の末に行き着いたラストに、心底震えた。
安田菜津紀(フォトジャーナリスト)コメント
「もう被災地は復興した」という巨大な力の文脈から、振り落とされてきた無数の声。やがてそれは、「いつまで下を向いているんだ」という自己責任論に回収されていく。こうして「なかったこと」にされてきた痛みにそっと耳を傾ける、社会の「聴診器」のような映画だ。
足立紳(脚本家)コメント
映っているのは今の辛く厳しい現実と過去の知らなかった出来事。でもやっぱり人間てすごいなあと思った。「よくここまで生きてきましたね」と蟻塚先生が言うように、「誰もが誰かに生かされ生かしている」と米倉さんが言うように、まさに「生きて、生きて、生きろ。」なのだと思う。この映画に登場する人たちだけでなく、誰もがみんながそうなんだと思わせてくれる、そんな力が映っている映画だと思った。
横川シネマ @yokogawacinema
【生きて、生きて、生きろ。】2週間限定の広島上映が、明日5日から始まります‼️どうぞ、お見逃しなく。
第1週(10/5-11)→10:30
第2週(10/12-18)→12:10
https://t.co/uiH4ETNW5c