Lilubayが「つゆのあとさき」主題歌＆挿入歌を書き下ろし、公開日も決定

永井荷風の同名小説をもとにした映画「つゆのあとさき」の公開日が6月22日であることが明らかに。あわせて、Lilubayが本作の主題歌「つゆのあとさき」と挿入歌「琥珀の五月雨」を書き下ろしたことが発表された。

1931年に発表された小説「つゆのあとさき」では、東京・銀座のカフェで自由奔放にたくましく生きる女給の主人公と、彼女と関係を持つ軽薄な男たちの姿が描かれた。映画版ではコロナ禍の渋谷を舞台に、さまざまな事情からパパ活をすることになった女性たちのリアルな青春や現代社会の病巣が映し出される。勤めていたキャバクラがコロナで閉店し、出会い系喫茶でパパ活をすることになる琴音を高橋ユキノが演じ、西野凪沙、吉田伶香がキャストに名を連ねた。

Lilubayは「今を生きる彼女たちの生々しく正直な感情と生活のための諦観が交差するこの物語は、否定や肯定みたいなものではなく、ただそのリアルに向き合う時間でした」とつづり、「彼女たちの弱さと強さにできるだけ寄り添い、ゆっくりと会話を紡ぐような気持ちで書き下ろさせて頂きました」とコメント。楽曲「つゆのあとさき」「琥珀の五月雨」は6月5日より配信される。

山嵜晋平の監督作「つゆのあとさき」は東京・ユーロスペースほかで公開。渋江譲二、守屋文雄、松嵜翔平、テイ龍進、前野朋哉も出演した。

※松嵜翔平の嵜は山冠に奇が正式表記

Lilubay コメント

今を生きる彼女たちの生々しく正直な感情と生活のための諦観が交差するこの物語は、否定や肯定みたいなものではなく、ただそのリアルに向き合う時間でした。出会いも別れもあまりにあっけないこの街で嘘や孤独に慣れてしまっても、見つけだしたひとつの本当を抱きしめることができたら。
彼女たちの弱さと強さにできるだけ寄り添い、ゆっくりと会話を紡ぐような気持ちで書き下ろさせて頂きました。