カラフルなズボンを履いた川西が観客の前に登場すると大きな歓声が上がる。「BUZZY NOISE」と映画タイトルが刻まれたユニフォーム姿の川西は、観客にお辞儀をしながらマウンドへ向かう。背番号は巨人の内野手・岡本和真と同じ25。そして川西は感慨深そうにスタンドを見回したあと、ゆっくりと投球動作に入り、綺麗なフォームから放たれたボールは巨人軍の選手・佐々木俊輔のキャッチャーミットに収まった。
本イベントの情報解禁時には「160km出します」とコメントしていた川西は、投球後、緊張の面持ちで球場モニターを見つめる。そして「125km/h」と球速が表示されると、喜びと悔しさが入り交じったような表情を見せる。観客からは驚きの声が上がり、大きな拍手が送られた。
始球式を終え、囲み取材に応じた川西は、開口一番「もうちょっといけましたねー!」と一言。そして「東京ドームはとても広くてたくさんの方がいるので、立っているだけで緊張しました。プロの選手は毎日ここで試合しているのが改めてすごいなと思って」と笑顔で振り返る。本日会場にも足を運んでいたJO1メンバーの豆原一成と投球練習をしたと明かし、「メンバーからも『ボケるよね? アンダースローで投げるとか』と言われたんですが、流石にできなかったですね(笑)」とも回想。加えて「岡本選手に貸していただきました!」とグラブを見せ、「重厚感があってカッコいいんですよ」と目を輝かせた。
「映画の初主演とどちらが緊張したか?」と質問が飛ぶと、川西は「正直言っていいですか?……こっちですね(笑)」と話し、記者たちを笑わせる。さらに「僕はライブでもあまり緊張するタイプではないのですが、今日は緊張しましたね。雰囲気にのまれましたし、右や左を見たら選手たちがいる。『そんなに見ないでください!』と思って」と心境を吐露した。
最後に川西は「映画でも仲間との絆や友情が描かれています。野球も1人ではできないスポーツですから、そういった意味ではつながりがあるなと思います」としみじみ振り返った。
「バジーノイズ」は、5月3日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。風間太樹が監督を務め、桜田ひより、井之脇海、柳俊太郎らが出演した。
映画「バジーノイズ」本予告
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