「ゆれる」「すばらしき世界」で知られる映画監督・
映画の原作として執筆した「永い言い訳」で直木賞の候補となり、映画にまつわるエッセイも多数執筆している西川。本書には2018年から2023年末までスポーツ誌のNumberと月刊誌・文藝春秋に連載されたエッセイが収録された。スポーツや時事問題など映画から離れたテーマも多く、これまでのエッセイとは異なる趣になっているという。自身のランニング体験や青春時代の思い出、コロナ禍でのオリンピック、ウクライナでの戦争、ハラスメント問題など話題は多岐にわたった。
ハコウマ(箱馬)とは撮影現場にあり、踏み台や物置き、休憩用の椅子、キスシーンの身長差を埋める台などさまざまな用途で使われる木箱のこと。西川はスポーツや時事問題の専門家でない自分が連載を持つことを「(身分不相応の)少し高いところに立っている」と考え、ハコウマを引き合いに出した。価格は税込1950円。
マーシー @B2Aam
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