ウガンダに映画産業を築く、“ワカリウッド”の舞台裏捉えたドキュメンタリーが配信

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2022年のフロリダ映画祭で最優秀ドキュメンタリー作品賞を受賞した「ワカリウッド・フォーエバー!ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ウガンダ」が明日4月6日よりJAIHOで日本初、独占配信される。

「ワカリウッド・フォーエバー!ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ウガンダ」場面写真

「ワカリウッド・フォーエバー!ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ウガンダ」場面写真

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ワカリウッドとは、ウガンダの首都カンパラのスラム街ワカリガに由来し、同地に拠点を置くウガンダ初のアクション映画製作会社ラモン・フィルム・プロダクションが制作する映画のこと。1作品あたりの製作費は約200ドルという驚きの低予算ながら、想像を超える世界観で作られたワカリウッド映画はネット上で話題を呼び、評判が世界中に知れ渡った。

2019年の「クレイジー・ワールド」はトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で上映。日本ではゆうばり国際ファンタスティック映画祭の審査員特別賞を受賞した。2021年には同作に加え「誰がキャプテン・アレックスを殺したか」「バッド・ブラック」が特集上映「エクストリーム!アフリカン・ムービーフェスティバル」で紹介されている。

いずれも監督を務めたのは、ワカリウッドの生みの親であり、“ウガンダのスピルバーグ”や“アフリカのタランティーノ”とも呼ばれるナブワナIGGことアイザック・ナブワナ。アイザックは妻のハリエットとともに、手作りの小道具や機材、独学のVFXを駆使し、低予算ながら誰も観たことのないアクション映画を次々と生み出した。

キャサリン・ツベクが監督を務めた「ワカリウッド・フォーエバー!」は、そんなワカリウッドの舞台裏を捉えたドキュメンタリー。アイザック、そして彼の映画に衝撃を受けて単身ウガンダに渡ったアメリカ人のアラン・サリ・ホフマニスらを中心に、彼らの友情と情熱、成功と挫折が紐解かれていく。YouTubeで公開中の予告編には、アイザックの「家族やワカリウッドの仲間に助けられ、ウガンダの映画産業を築く最初のレンガを置いた」という言葉も。

なおJAIHOではナブワナIGGが監督した3作品の配信も実施。「クレイジー・ワールド」が4月10日、「誰がキャプテン・アレックスを殺したか」が4月14日、「バッド・ブラック」が4月18日より配信される。

ドキュメンタリー映画「ワカリウッド・フォーエバー!ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ウガンダ」予告編

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佐藤太 Futoshi Sato @futoshi_sugar

ウガンダに映画産業を築く、“ワカリウッド”の舞台裏捉えたドキュメンタリーが配信(動画あり) https://t.co/NMbex4g45L

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