核戦争の脅威を描くイギリス製アニメ「風が吹くとき」日本語吹替版がリバイバル上映

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イギリスのアニメーション映画「風が吹くとき」の日本語吹替版が8月2日よりリバイバル上映されることがわかった。

「風が吹くとき」場面写真

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「スノーマン」「エセルとアーネスト」で知られる作家レイモンド・ブリッグズの同名絵本をもとに核戦争の脅威を描き、1987年に日本でも公開された本作。片田舎で暮らす平凡な夫婦であるジムとヒルダは、ラジオから「新たな世界戦争が起こり核爆弾が落ちてくる」という知らせを聞く。政府のパンフレットに従いシェルターを作り始め、たわいない愚痴を交わしながら備える2人。そして爆弾が炸裂しすべてががれきと化した中で、再び政府の教えに従ってシェルターでの生活を始めるのだった。明日3月29日に公開される「オッペンハイマー」の監督クリストファー・ノーランも幼少期に本作を鑑賞したと明かしている。

「風が吹くとき」場面写真

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本作の監督は、自らも長崎に住む親戚を原爆で亡くした日系アメリカ人のジミー・T・ムラカミ。音楽をロジャー・ウォーターズ、主題歌をデヴィッド・ボウイが担当し、ボウイの出演作「戦場のメリークリスマス」の監督である大島渚が日本語吹替版を手がけた。ジム役とヒルダ役には森繁久彌加藤治子が起用され、田中秀幸、高井正憲も声のキャストで出演している。

「風が吹くとき(日本語吹替版)」は東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次ロードショー。配給はチャイルド・フィルムとプレイタイムが担当する。

※大島渚の渚は旧字体が正式表記

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