日本でタイドラマのムーブメントを巻き起こすきっかけとなった「2gether: The Series」で知られるWin(
3月10日に行われた授賞式で、多くの受賞者が映画やアワードに携わる関係者に感謝を伝える中、Winだけが「すべてのファンに感謝します。タイ国内だけでなく国外のファンにも」と、まず最初にファンへの感謝を述べる姿が印象的だった。そして「君たちは僕にパワーとインスピレーションを与えてくれる。この賞は私にとって大きな意味があります。これからも皆さんに幸せを届けられるように励みます」と語っていた。
2020年に「2gether」でデビューしてから、瞬く間にスターの階段を駆け上がったWin。同作は日本でもSNSから人気に火がつき、やがて地上波の情報番組で特集され、女性誌やカルチャー誌でも取り上げられるなど、タイドラマの普及に大きく貢献した。改めてこの4年間の活躍を聞くと「この4年間、いろんな面で自分自身を向上させ続けることができました。『2gether: The Series』を愛してくれたファンとは今でも強いつながりを感じています」と話す。
AFAには香港のトニー・レオンや韓国のイ・ヨンエらアジア各地のスターと並んで出席。Winの目には彼らがどう映ったのか尋ねると、「特にトニー・レオンの姿は印象に残りました。彼はアジアからハリウッドへ活躍の場を広げた特別な俳優。私にとっても“パーフェクトなアイドル”です」と答える。そして「トニー・レオンは香港から世界へ行きました。タイの俳優も、そうなるポテンシャルを秘めています。そこに向かっていくのが今の自分がもっとも価値を置く最優先事項。次のレベルに行くために、自分のスキルを高めていきたいと思っています」と、さらなる飛躍を誓う。
俳優や歌手としての活動のほか、アパレル分野においてプライベートブランド「VELENCE(ヴェレンス)」を展開しているWin。長いキャリアを築くうえで自分が必要だと考えている素質は何かも聞いた。答えは「俳優だけでなく、ビジネスに対しても、今以上に集中し、細かいところにもこだわって、献身的に尽くすこと」。「それがとても重要です。本当に細かいところ、ディテールにこだわる必要がある」と力を込めて語る。
AFAではWinが主演を務めた「
タイの国内ドラマを中心に出演してきたWinにとっても大きな挑戦になったという本作。彼は「海外の俳優や監督と仕事をした最初の映画になりました。映画のセリフも、撮影中もずっと英語を使っていました」と振り返りながら「とても、とても素晴らしい経験でした。この映画によって自分を大きく成長させることができたと思います」と強調する。そしてAFAで再び香港に舞い戻り、Winは「撮影で長く生活したことで香港を第2の故郷だと思っています。戻って来れてうれしいですね」と笑みをこぼす。
取材のあとにプレミアを控えるWinは「香港のファンと一緒に鑑賞するのが楽しみ。この映画を気に入ってもらえるとうれしいです」と期待を込めて語っていた。「アニタのラスト・チャチャ」「キタキタ」で知られるシーグリッド・アーンドレア P・ベルナードが監督を務め、ワーナー・ブラザースが東南アジア地域で配給する「Under Parallel Skies」は今後フィリピンで4月17日、タイで5月9日に封切られる。現在、予告編がYouTubeで公開中。なお日本での配給は未定だ。
映画「Under Parallel Skies(原題)」海外予告
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Winの最優先は「タイから世界へ」、俳優としてのキャリアや海外映画デビュー作を語る
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