キム・ヘスクとシン・ミナがW主演、韓国映画「母とわたしの3日間」公開

2023年12月に韓国で公開された「3日の休暇（英題「OUR SEASON」）」が、「母とわたしの3日間」の邦題で5月24日より東京・シネマート新宿ほかで全国公開される。あわせてポスタービジュアルと予告編も解禁された。

本作は天国から3日間の休暇をもらって地上に降りてきた母ポクチャと、その娘チンジュを描くファンタジーストーリー。ポクチャはアメリカの名門大学の教授である誇らしい娘に会えることを楽しみにしていたが、チンジュは故郷に戻り定食屋を営んでいた。その姿を見てポクチャは戸惑うが、チンジュは親友のミジンとともに母が残したレシピを再現しながら、母のことを思い出していた。ポクチャ役でキム・ヘスク、チンジュ役でシン・ミナが出演。「僕の特別な兄弟」のユク・サンヒョが監督を務め、「82年生まれ、キム・ジヨン」のユ・ヨンアが脚本を執筆する。

キム・ヘスクはシン・ミナとの呼吸を合わせるのに苦労しなかったと言い、「2カ月間の撮影中、呼吸を合わせるためたくさんの会話をしましたが、何もかも話せるくらいに親しくなりました。“本当のお母さん”になったような気がします」と述懐。またユク・サンヒョは脚本に初めて目を通したときに涙が止まらなかったと振り返り「年老いた母のことを思い出すとともに、娘を育てる立場でもあるので自然と物語に没入しました。また、妻にも見てもらったが、彼女も号泣していたので普遍的な物語に違いないと判断しました。人々を癒やせる作品を作りたかったんです」とコメントした。

YouTubeで公開された予告にはランチョンミート入りキムチチゲ、チャンチクッス（にゅう麺）、大根入りマンドゥ（餃子）などの料理も多数登場。ユク・サンヒョは、ポクチャとチンジュの記憶をつなぐ媒介である料理を丁寧に表現したかったとのことで「すべて家庭料理を選びました。最近の動画配信やドキュメンタリーなどでよく見受けられる見栄えの良い料理ではなく、自然な家庭料理を見せたかったんです。そして湯気をたくさん出すように気を配りました。食べ物は温かくなければおいしく見えないでしょう（笑）」と語っている。

なお本作のムビチケオンライン券は3月15日から販売される。

映画「母とわたしの3日間」予告