中国映画「無名」トニー・レオンとワン・イーボーのアクション収めたメイキング解禁

トニー・レオンとワン・イーボーが共演した中国映画「無名」のメイキング映像が解禁された。

“魔都”と呼ばれた第2次世界大戦下の上海を舞台とする本作では、中国共産党、国民党、日本軍の間で繰り広げられる名もなきスパイたちによる攻防戦が描かれる。トニー・レオンが汪兆銘政権の諜報員フー、ワン・イーボーが部下のイエを演じた。

現在販売中のポストカード付きムビチケカードの累計販売数が1万枚を突破した本作。YouTubeで解禁された映像には、トニー・レオンとワン・イーボーによるワイヤーアクションや格闘シーンのメイキングが収められた。9日間の撮影期間について、監督のチェン・アルは「最後に息苦しくなるような格闘を描きたいと思っていました。できるだけリアルな闘いになるように余計な動きを排除し、シンプルな格闘になるように描きました」と回想する。

当初ワン・イーボーはトニー・レオンに対して手を出すことに心理的負担を感じ、アクション指導者からのアドバイスを受けてやっと拳を伸ばすことができたそう。チェン・アルは「撮影が進むにつれて役者同士が深く知り合うようになっていきました。格闘中には実際に体が接触することがあり、アクシデントが起きたあとはお互いに気遣うことでより信頼感が生まれるようになった」とコメント。あわせて解禁された6点の場面写真には、キャストに名を連ねたホアン・レイ、森博之、ダー・ポン、エリック・ワンの姿が収められた。

「無名」は5月3日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国で順次公開される。

映画「無名」メイキング映像