クリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」3劇場で先行上映、35mm版も

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クリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」の“TOKYOプレミア”が、3月25日19時より東京都内の3劇場で開催。TOHOシネマズ 新宿でIMAX版、109シネマズプレミアム新宿で35mmフィルム版、新宿バルト9でDolby Cinema版が特別先行上映される。チケットは3月19日0時に各劇場の公式サイトで発売される予定だ。

「オッペンハイマー」場面写真

「オッペンハイマー」場面写真

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またこのたび、すでに発表されていたIMAX版の上映に加え、最先端技術による映像と音響で没入感を味わえるDolby Cinema版、フィルム撮影にこだわり続けるノーランの作品を特別な質感で鑑賞できる35mmフィルム版の同時公開も決定した。

「オッペンハイマー」メイキング写真

「オッペンハイマー」メイキング写真[拡大]

「私たちは、オリジナルネガの粒状感や質感、アナログ的な色彩を凝縮した非常に効果的な35mm版を制作しました。それは、観客の皆さんに観ていただける素晴らしい上映フォーマットです」と語るノーラン。「35mmプリントを上映し、観客にアナログ体験を提供できる場所がまだ世界にあることに、私はとても興奮しています。なぜなら、映像の奥行きや色の表現が重要だからです。それは、観客がもっと没入感のある体験をすることを可能にし、映画の世界にもっと入り込むことができるのです」とフィルム上映への思いを伝える。

IMAX版では、ノーランは2種類のアスペクト比(画角)を使用。「『ダークナイト』以来、私はIMAX上映用に複数のアスペクト比を採用してきました。その理由は、ネイティブのIMAXフォーマットは背が高いからです。そのため、IMAXフォーマットを見せたい、観客をアクションに没入させたい重要なシーンでは、巨大なIMAXスクリーンを可能な限り高く広げるのです。そして、それ以外の素材は、2×2のアスペクト比で従来通りに撮影しています。ストーリーの特にドラマチックな場面では、スクリーンを高く広げて、それ以外の場面ではスクリーンを狭めています。これは私がもう何年もやっていることで、私にとってクリエイティブなレバーを引くことができる面白い表現ツールなのです」と語っている。

第2次世界大戦下で世界の運命を握った天才科学者J・ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落を描く「オッペンハイマー」は3月29日より全国ロードショー。IMAX版は全国50スクリーン、Dolby Cinema版は全国10スクリーン、35mmフィルム版は109シネマズプレミアム新宿で同時公開となる。なお本作は、日本時間で本日3月11日に授賞式が行われる第96回アカデミー賞で作品賞や監督賞など最多13部門にノミネートされている。

※「オッペンハイマー」はR15+指定作品

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映画「オッペンハイマー」日本版予告

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かちぺん @tsuki__penguin

おおおどのバージョンで観るべきだ⁉︎ https://t.co/jFzjuLNC20

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