映画「
中国の作家ズー・ジンチェン(紫金陳)の小説「坏小孩(悪童たち)」を映画化した本作。岡田が完全犯罪をもくろむ殺人犯・東昇に扮し、その犯行現場を目撃した安室朝陽役に羽村、上間夏月役に星乃、上間浩役に前出がキャスティングされた。
岡田は「サイコパスみのある、わるわるな岡田が全開です。(撮影地の)沖縄ではずっと、わるわるな感じでいました(笑)。新しい一面をお見せできたと思います」と茶目っ気たっぷりに伝える。羽村は「現場では岡田さんが距離を取ってくださり、いい緊張感が映画に映っていたんじゃないかと思います。朝陽は二面性がある役。どうやって表現しようか考えて演じました」と述懐した。
朝陽の母・香役の黒木は「(朝陽は)息子なのですごくかわいくて。羽村さんはお芝居もまっすぐ。後半はすごく意外な表情をスクリーンで観て、映画の中でいろんな経験をされてるんだなと感じました」と称賛。昇の妻・静役の松井は「家族との食事中に怒るシーンがあるのですが、テストでものすごい罵声を浴びせたら、岡田さんに『俺そんなに悪いことしたかな?』と言われた(笑)。それまで岡田さんは、昇としてすごく静かに現場にいたのでツッコミを入れてくれてうれしかったです」とエピソードを披露する。岡田は「自分の役を肯定するクセがありまして……」と弁解した。
本作を観た感想について星乃は「怖いなあって。展開にびっくりしてばっかりでした。切なさもあります」と言葉をつなぐ。前出は「昨日劇場で観客として浩を見たんですけど、夏月のお兄ちゃんへの態度ひどくない?と思いました(笑)。スピンオフで優しい妹がいる浩が見たいです」とジョークを飛ばす。羽村は「沖縄では、オフの日は(星乃、前出と)3人で買い物やごはんを食べに行きましたね」と振り返った。
続いて話題は、本作が香港国際映画祭に出品されることに。金子とともに映画祭に参加する岡田は「映画祭に行くと、映画が大好きな方々が集まっていていい刺激をもらえます。華やかな空間に監督と一緒に行くことが光栄です。いっぱいオフショットを撮ろうと思います」と意気込んだ。
イベントでは、SNSで募集した質問に登壇者が答える一幕も。「この演技を見てほしいというシーンは?」という質問に対し、羽村は「“子供たち3人対岡田さん”の心理戦に注目してほしいです。特に一番最後、アレするところは……見てほしいです」とネタバレに配慮しながら回答する。岡田は「最後の羽村さんの目が本当にすごいんです。僕には絶対にできないですし、羽村さんにしかできない表情が素晴らしいと思いました」と伝えた。
最後に金子は「これまで怪獣や死神を撮ってきたので、お芝居を撮れないのでは?と疑われていたかもしれませんが、今回はキャストの皆さんのお芝居をきっちり撮れたと思います。面白いと思いましたら、周りの人に薦めてください」、岡田は「タイトル通り、主役は子供たち3人だと思っています。輝いている3人の芝居をぜひ多くの方に見てほしいと思いますので、広めていただけたらうれしいです」と呼びかけイベントを締めた。
「ゴールド・ボーイ」は全国で公開中。
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映画は全国で公開中。
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