「黄金の刻」西島秀俊が“同じタイプ”の水上恒司にエール「自分の道を進んで」

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テレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻(とき)~服部金太郎物語~」の記者会見が先頃東京・テレビ朝日本社で行われ、キャストの西島秀俊水上恒司が出席した。

「黄金の刻(とき)~服部金太郎物語~」記者会見の様子。

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楡周平による小説をもとにした本作では、国産初の腕時計で、世界初となるクオーツウォッチの発売を手がけた服部金太郎の波瀾万丈な人生が描かれる。「セイコーグループ」の創業者・金太郎を西島、若かりし日の金太郎を水上が演じた。

左から西島秀俊、水上恒司。

左から西島秀俊、水上恒司。[拡大]

劇中で同じ人物を演じた2人。司会から「雰囲気が似ているのでは?」と話題を振られると、西島は「こんな男前に似ているなんて……」と喜びながら「眉毛がボサボサなところが似ているかな(笑)」とほほえむ。水上は「その通りですね。個人的にはホリが深いところも似ていると思う」と賛同した。本作の見どころについて西島は「服部金太郎は丁稚奉公から“時計王”になった人物。この物語は彼の一代記ですが、魅力は群像劇だと思います。最初はライバルだった人が味方になり、みんなで日本の技術を上げていったという人のつながりが見どころです」と語る。水上は「“時”というスケールの大きなものに着眼した男の“生き様”を描いている点が好きです」と述べた。

西島秀俊

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松嶋菜々子、山本耕史、濱田岳らがキャストに名を連ねる本作。西島は「すごい俳優さんが集まっていますよね。皆さん自分の演技より、“自分がどうすれば、このシーンを素晴らしいものにできるか”ということに意識が向いているんです」と述懐。水上は「まだまだ僕のレベルでは(金太郎)本人に寄せていく余裕はなく。“水上の持ち味”を使わざるをえないんです。だから、どれだけキラキラした目で時計を見られるかということを意識しました」と撮影を振り返った。

水上恒司

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水上について西島は「金太郎の青年期のまっすぐさは、水上くんが演じているからこそ素晴らしかった。本人とリンクしていたんだろうなと思います」と称賛。水上は「今回、西島さんの演技を現場であまり見られなかったので、次は敵対する役などでご一緒したいです」と発言し、西島に「味方でいいじゃん!(笑)」とツッコまれる。続けて西島は「(水上は)不器用なタイプの俳優さんだと思う。僕自身もそういうタイプなので好きですし、これからも応援したいです。自分の道を進んで、ゆっくりといい作品を重ねて成功していってほしいです」とメッセージを送った。

水上恒司

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イベントでは、主題歌「ゆびきりげんまん」を手がけたMISIAからのコメントを司会が代読。「“ゆびきりげんまん”は未来への強い約束の気持ちです。東洋の時計王と呼ばれた服部金太郎さんは、目標や夢に向かい努力すると自分自身と約束をし、そんな自分を信じてくれた人たちの思いに応えるという約束を大切にし、1秒1秒時を刻み正確な時間を私たちに教えてくれるという約束を守ってくれる時計を作った方だと思います」とメッセージが読み上げられた。水上は「きっと金太郎さんは、未来を生きるために“時”に着眼したと思う。スケールの大きさを感じるこの曲は、本当にドラマにふさわしいと思います」と口にした。

西島秀俊

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本作の放送が年度末であることにちなみ、新社会人へのメッセージを求められると西島は「新しい環境に飛び込むときは、期待と不安がある。イメージと違うこともあると思います。僕はその環境がよくないんだったら、離れていいと思う。自分がいられる場所を探して見つけられたら、きっとそこで幸せに暮らせるから」と伝える。水上は「僕はまだ25歳でアドバイスする立場でもないのですが」と前置きしつつ「緊張するのは当たり前ですし、自分自身がどれだけ一生懸命やって結果を残せるかだと思うので、あえて厳しく“てめぇ次第だ!”と言いたいです」と呼びかけた。

「黄金の刻~服部金太郎物語~」は3月30日21時からテレビ朝日系で放送。高橋泉が脚本、豊島圭介が演出を担当する。

※高橋泉の高は、はしごだかが正式表記

黄金の刻~服部金太郎物語~

テレビ朝日系24局 2024年3月30日(土)21:00~

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原作:楡周平『黄金の刻 小説 服部金太郎』集英社文庫

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