Netflix映画「パレード」の配信記念試写会イベントが本日3月1日に東京・ユーロライブで行われ、キャストの
本作は、未練を残してこの世を去ったため“その先”に行けない死者たちが、それぞれの会いたかった人を探す“パレード”に参加し、遺された人への思いや愛を紡いでいく物語。長澤が離ればなれになった1人息子を捜す、元報道フロアのリポーター・美奈子に扮したほか、坂口が元小説家志望の青年・アキラ役、森が元女子高生・ナナ役で出演した。
昨日2月29日に配信がスタートした本作に寄せられた感想に関して、長澤は「撮影中は美奈子の未練に寄り添ってただただ一生懸命な気持ちで現場にいたので、どういうふうに届くのかわからなかった。皆さんからの感想や思いに、この作品の温かさを教えてもらった気がします」と語る。坂口は「“その先”と現実の間の話なんですけど、そこで生きている人たちがちゃんと呼吸をしているし、確かに存在していることに感銘を受けました」と口にした。
撮影時に話が及ぶと、森は「『このキャストの中に入れるんだ』と思って、撮影は楽しみだったけどすごくナーバスでした」と回想し、「でも私が仲間入りしたときには、チームを超えて“家族感”があって、仕事っていうことを忘れてしまいそうになるぐらい映画の世界観に近い雰囲気を作ってくれていました」と共演したキャスト陣の印象を述べる。「余命10年」でも藤井とタッグを組んだ坂口は「監督と役について相談をするときって、『こういうお芝居をして』と言われることはなく、『こういうときあいつだったらどうすると思う?』と、僕たちの“共通の男友達”みたいな感覚で話すんです。(藤井と坂口の)2人の色が入っている不思議な感覚でお芝居をしていました」と役作りについて述懐した。
初めて藤井の作品に参加した長澤は「大変だろうなと覚悟していたんですけど、やっぱり大変で(笑)。こだわる監督だなと思いましたが、それを感じたかったから、私は監督の作品に出たかったんだなと思いました。また一緒に仕事ができるなら……なんでもやります!」とアピール。藤井は主演として作品に向き合う長澤の姿勢を称賛しつつ「(キャスト)皆さんのファンなので、自分が皆さんの芝居を見るのが一番楽しくて『映画をやっていてよかったな』と思いましたし、気が引き締まりました」と振り返った。
映画の設定にちなんだ「今一番会いたい人は?」という質問が飛ぶと、長澤は「祖父たち。大人になった今会ったら、自分は何をしゃべるんだろうと気になります」、坂口は「地方ロケで出会って仲よくなった飲食店の女将さんや店長さん。ロケが終わるとまた距離ができてしまうので、そういう人に会いに行こうかなと思っています」と回答する。森は「ダイアンの津田(篤宏)さん。ずっと会いたいなって……どこかで見守ってくれてたら」と答えて会場の笑いを誘い、「すごく好きなんです。本当に元気をもらっているので、直接“ゴイゴイスー”をしてもらいたいです」と理由を説明。藤井は「劇場の観客の皆さんに会ってお礼を言いたいと思っていました。今日はそれが叶いました」と感謝を伝えた。
最後に長澤は「誰にでもある後悔や未練と向き合うきっかけになる映画かもしれません。いろんな登場人物に寄り添って楽しんでもらえたらと思います」とコメント。森は「悲しみに暮れるだけじゃ苦しいという人は、きっと新たな選択肢をもらえる映画になっていると思います。たくさんの人に届くように願っています」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「パレード」はNetflixにて独占配信中。
Netflix映画「パレード」本予告
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