究極の栄養食の中身は…予言的SF「ソイレント・グリーン」リマスター版が公開

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「ミクロの決死圏」「絞殺魔」で知られるリチャード・フライシャーが1973年に発表した近未来SF「ソイレント・グリーン」のデジタルリマスター版が、5月17日より東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開。ティザービジュアルが解禁された。

「ソイレント・グリーン 《デジタル・リマスター版》」ティザービジュアル

「ソイレント・グリーン 《デジタル・リマスター版》」ティザービジュアル

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原作はハリイ・ハリスンのSF小説「人間がいっぱい」。舞台は爆発的な人口増加で人間があふれかえり、急激な気候変動による環境破壊で熱波にさらされる2022年の米ニューヨークだ。超格差社会に生きる人々は食料難により、週に一度の火曜日だけ政府から配給される栄養食品「ソイレント」を食べていた。そんな中、究極の栄養食をうたう新製品「ソイレント・グリーン」を発表したばかりの会社の幹部が何者かに惨殺される。

映画は公開から半世紀を経て、人口爆発・異常気象・食糧難・資源枯渇・生態系崩壊・貧困など、21世紀の世界が抱える問題を描いた予言的SFに。ティザービジュアルはえたいの知れない栄養食品ソイレント・グリーンが中央に配置された。世界中の海から集められた、エネルギーをたっぷり蓄えたプランクトンから生成された“ミラクルフード”と書かれているが、果たしてその中身とは。今回のリマスター版は提供をキングレコード、配給をコピアポア・フィルムが担当する。

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(c)2024 WBEI.

読者の反応

楠野一郎(プロペラ犬) @kusunopropeller

『ソイレント・グリーン』スクリーンにかかるのか!世代的にリアタイではギリ見れなかった1本。数年後にSWと『未知との遭遇』きっかけで起きたSF映画ブームの時『2001年~』や『猿の惑星』等と共に「過去のSF映画の傑作」という扱いで紹介されてたな。スクリーンでお目にかかれるなら好都合。行きたい https://t.co/8iH0Enqzn7

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