フランス現代社会が抱える問題をあぶり出した映画「レ・ミゼラブル」で知られる監督
パリ郊外(バンリュー)に存在する移民たちの居住団地群の一画・通称“バティモン5”を舞台に、排除と怒りの衝突が描かれる本作。労働者階級の移民家族たちが多く暮らす同エリアでは、再開発のために老朽化が進んだ団地の取り壊し計画が進められている。そんな中、前任者の急逝で臨時市長となったピエールが、復興と治安を改善する政策を取り決めるも、その横暴なやり方に住民たちは猛反発。ケアスタッフとして移民たちに寄り添ってきたアビーら住民側と、一掃をもくろむ行政側の衝突は、やがて激しい抗争へと発展していく。
キャストには
あわせて場面写真9点が到着。アビーが仲間のブラズと談笑する様子や、行政の思惑で取り壊される古い団地、臨時市長ピエールが街並みの新構想を練る姿、行政との戦いに挑むバティモン5の住人らを捉えたカットなど、緊迫感あふれるシーンの数々が切り取られた。
「バティモン5 望まれざる者」は東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。なお本作は3月20日から24日にかけて開催される横浜フランス映画祭 2024での上映が決定しており、ラジ・リの来日も予定されている。
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ulala フランス在住の著述家 @ulala_go
監督ラジ・リの新作「Bâtiment 5」が、「バティモン5 望まれざる者」の邦題で5月24日に公開される
パリ郊外(バンリュー)に存在する移民たちの居住団地群の一画・通称“バティモン5”を舞台に、排除と怒りの衝突が描かれる本作。https://t.co/cox8sYFRSo