第96回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、撮影賞など最多13部門にノミネートされている本作は、第2次世界大戦下で世界の運命を握った天才科学者J・ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落を描く物語。オッペンハイマー役の
オッペンハイマーの視点から語られるシーンを、ノーランは映画の脚本としては異色の一人称で書き、カラー映像で表現。戦後のアメリカの原子力政策に大きい影響力を持っていた人物、ルイス・ストローズを中心とする場面はモノクロ映像と、視覚的な描き分けを行った。
撮影監督を務めたのは、「インターステラー」「ダンケルク」「TENET テネット」でノーランと組んできたホイテ・ヴァン・ホイテマ。ノーランは「私とホイテが採用した撮影スタイルは非常にシンプルだが、力強いものだ。映画の世界と観客との間にいかなる障害もないこと、モノクロ映像以外、様式化されたところのない映像だった。特にカラー映像の場面は飾り気がなく、シンプルな映像を望んだ。できるだけ自然で、世界の肌触りを伝えてくれるようなものだ。衣装であろうと、セットであろうとロケであろうと、現実世界の複雑な細部を追い求めた」と語っている。
「オッペンハイマー」は3月29日より全国でロードショー。2月16日にムビチケが発売される。
※「オッペンハイマー」はR15+指定作品
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