映画「
本作は土橋章宏による同名小説を映画化した時代劇エンタテインメント。“嫌われ者の旗本”吉良上野介と彼の身代わりとなる弟・孝証の2役をムロが演じ、吉良邸に仕える侍女・桔梗を川口、吉良家の家老・斎藤宮内に林が扮した。大石内蔵助役の永山瑛太は体調不良のため欠席となり、ムロは「『今日行けなくてごめん。体調がよくなったらゲリラ舞台挨拶しよう』ってメールが来ました」と明かした。
舞台挨拶では、家臣役で出演した
ムロと共演する場面がほとんどだったという川口は、お気に入りのシーンを尋ねられると「ムロさんがお布団で寝ている場面でのやり取りがかわいかった。2人の関係性がボケとツッコミみたいな感じで。せひ観てほしいです!」とアピール。そして印象的なエピソードを聞かれた林は、本作の撮影中に第1子が産まれたことを振り返る。京都での撮影後、新幹線に間に合えば出産に立ち会える状況だったというその日。林は「ムロさんが1分1秒でも時間を短縮できるように全スタッフに呼びかけてくれたら、急に現場の士気が上がった。スタッフさんたちも『次! 次!』と動いてくれて、出産に立ち会うことができました。生涯忘れられない日です。(ムロが)男前でかっこいい方だと思いました」と感謝の気持ちをあふれさせる。ムロはキリッとした顔で「当たり前に行動しただけなんで」と述べつつ、「一生に一度のことだし。ぜひ立ち会ってほしかった」とほほえんだ。
また登壇者たちは本作のストーリーにちなみ、自身が体験した“一世一代のミッション”についてトーク。ムロは「20代前半の頃、劇場を予約して一人舞台をしました。お客さんがいっさい笑わなくて、途中からかわいそうな目で見られたのが忘れられない!」と苦い経験を告白する。林は先ほどの出産エピソードに続いて「子供のへその緒を切ったんですが、ムロさんのお心遣いがなかったらできなかった。僕の子供のへその緒はムロさんが切ったと言っても過言ではない」と感謝しきり。これにはムロも「過言だよ!」と思わず苦笑してしまう。そして最後に満を持して「演技を始めた頃の自分に、今なんて声を掛けてあげたいですか?」と本多から質問が飛び出すと、ムロは「演技を始めた頃、君は28年後、映画の主演をやらせてもらって、満席のお客さんの前で舞台挨拶できてるよと。ありがとうと。そのとき滑ってくれたから今があるよと(言いたい)」と語り、舞台挨拶の幕を下ろした。
「身代わり忠臣蔵」は全国で上映中。
映画「身代わり忠臣蔵」予告編
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【初日舞台挨拶レポート】ムロツヨシのおかげで出産に立ち会えた、林遣都が『身代わり忠臣蔵』撮影回想 https://t.co/JjNSs1zxDQ
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