第74回ベルリン国際映画祭のベルリナーレスペシャルに正式招待されている「
原作は「壁」「砂の女」で知られる安部公房が1973年に発表した同名小説。「人間が自己の存在証明を放棄した先にあるものとは何か?」をテーマとし、その幻惑的な手法と難解な内容のため、映像化は困難と言われていた。海外での人気も高くヨーロッパやハリウッドの著名な監督が原作権の取得を試みたが、許諾は下りず、企画の立ち消えを繰り返していた。
やがて安部本人から「娯楽にしてくれ」と直接映画化を託されていた「狂い咲きサンダーロード」「逆噴射家族」で知られる
そして安部の生誕100年にあたる2024年、石井はついに「箱男」の映画化を実現。27年前と同じく
第74回ベルリン国際映画祭は現地時間2月15日から25日に開催。石井、永瀬、佐藤、浅野が参加するワールドプレミアは日本時間の2月18日早朝に行われる予定だ。英題は「The Box Man」。ハピネットファントム・スタジオが配給する「箱男」は2024年に全国公開される。
石井岳龍の映画作品
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川瀬陽太 @YOHTAK
大して貢献しとりませんが名前入れて頂いて。公開乞うご期待。 https://t.co/W3AvbK5dTe