「悲情城市」「黒衣の刺客」の
「親愛なる君へ」の
このたびYouTubeで公開された映像には、主人公の父子が仲良く暮らす様子や、シャがリャオジエに「不平等を利用し、強者になれ」と生きる術を教える姿が映し出される。シャの横顔のシルエットの中に父子の姿を収めたビジュアルには、「ただ、夢を叶えたかった」というコピーが添えられた。門脇は日本での公開を喜びつつ「その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました」と述懐。シャオ・ヤーチュエンのコメントは以下に掲載した。
台湾・日本合作映画「オールド・フォックス 11歳の選択」本予告
門脇麦 コメント
台湾映画でしか感じられない色彩や湿度、空気感がどうしたって強烈に昔から好きで、これまで沢山の台湾の作品に触れてきました。台湾映画に出演できるなんて信じられない!と夢心地で現場に向かい、スクリーンに映る自分を観ても、やっぱり信じられない!と夢心地で、幸福すぎる時間を過ごさせていただきました。
その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました。
日本での公開、とても嬉しいです。1人でも多くの方にこの作品が届きますように。
シャオ・ヤーチュエン コメント
他人を思いやることですべての社会問題が解決できると思うほど、私も単純ではありません。しかし思いやりがなければ、社会的な格差と矛盾は拡がっていくことでしょう。では現代社会に向き合い、私は父親として、思いやりが人間としての基本であることを、子供にどう説明したものでしょうか? 「オールド・フォックス」このストーリーは、私が子供から十年以上も受け続けた問いが発端となっています。かつて私は両親から価値観を与えられました。しかし世界は変わっていきます。私自身にも新たな学びが必要です。それによって私は自分の子供たちに、変わっても良いもの、変えてはいけないものが何なのかを、伝えられるのではないでしょうか。
佐藤現 @GENSATO
素晴らしい作品です。ぜひ! https://t.co/UaBNeRqWwR