横浜フランス映画祭 2024のラインナップ発表記者会見が本日2月5日に東京・フランス大使館で開催。
1993年のスタートから30年以上の歴史を誇り、毎年フランスから多くの映画監督や俳優が来日する同映画祭。オープニング作品には
さらに12歳の黒人少女がバレエのプリマを目指す「Neneh Superstar(原題)」、有名作家と14歳で性的関係を持った女性の物語「
役所は「ボンジュール横浜! これが映画祭の合言葉らしいんです」とはにかみながら挨拶し、「大役にものすごく緊張しています。フランス映画が大好きで、旅行も大好き。初めて参加した国際映画祭がカンヌ国際映画祭でした。『うなぎ』でパルムドールをいただきまして、今村昌平監督が帰国していたので、僕が代わりに授賞式に出たんです。本当に素晴らしい経験をさせていただきました」と回想する。そして「その後も、フランスの映画祭に招待していただきました。そのことによって、映画の仕事をがんばろうと、やってこれたのかなと思っています。フランスの映画界には感謝の気持ちでいっぱいです」と伝えた。
「PERFECT DAYS」で第76回カンヌ国際映画祭の男優賞を受賞した役所。「あの瞬間は忘れられないですね。ヴィム・ヴェンダース監督が涙ぐんで喜んでくれたのには、感動しました」と振り返り、同作が第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされていることに話が及ぶと「ノミネートの瞬間はYouTubeで見ていました(笑)」と明かし、会場を和ませる。続けて「国際長編映画賞の日本代表になったと聞いたのはアメリカのイタリアンレストランだったんです。スタッフ、キャストと大騒ぎしまして、オスカーを獲ったような喜び方でした。そのあとノミネートまでいって、そこまでいけばもういいでしょうと。でも人間は欲深いもので、ここまできたら、あれのあれが欲しいよねって言っています(笑)」と打ち明けた。
影響を受けたフランス映画を問われると役所は「禁じられた遊び」を挙げ、「何度観ても感動する映画。こういう時代にもマッチする作品だと思っています」と述懐。また「フランス映画は中学生から観に行ってまして、若者が個人教授とか歳上の女性にいろんなことを教えてもらう。そこから恋愛についてはかなり勉強したような気がしますね(笑)」と茶目っ気たっぷりに述べ、笑いを起こした。
横浜フランス映画祭 2024は3月20日から24日にかけて神奈川・みなとみらい21地区を中心に開催される。
横浜フランス映画祭 2024
2024年3月20日(水・祝)~24日(日) 神奈川県 みなとみらい21地区
<上映作品>
「愛する時」※オープニング作品
「日本のシドニー(仮題)」
「めくらやなぎと眠る女」
「Àma Gloria(原題)」
「アニマル ぼくたちと動物のこと」
「Neneh Superstar(原題)」
「コンセント/同意」
「Bâtiment 5(原題)」
「Vermines」
「カネと血」
「画家ボナール ピエールとマルト」
「けもの」
「
荒川直人 @nao_arakawa
村上春樹原作の劇場アニメーション『めくらやなぎと眠る女』が新潟・新千歳に続き、横浜フランス映画祭2024にて上映決定! https://t.co/m4yn9dlxQq